遊戯王カードWiki - 《Ｆ.Ａ.ハングオンマッハ》

《Ｆ.Ａ.(フォーミュラアスリート)ハングオンマッハ/F.A. Hang On Mach》 †

効果モンスター
星４/風属性/機械族/攻   0/守1800
(1)：このカードの攻撃力はこのカードのレベル×３００アップし、
このカードのレベルよりも元々のレベルまたはランクが低い相手モンスターが発動した効果を受けない。
(2)：「Ｆ.Ａ.」魔法・罠カードの効果が発動した場合に発動できる（ダメージステップでも発動可能）。
このカードのレベルを１つ上げる。
(3)：このカードのレベルが７以上の場合、
相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。

　EXTRA PACK 2017で登場した風属性・機械族の下級モンスター。
　Ｆ.Ａ.共通のレベルを上げる誘発効果、自身のレベルに応じて攻撃力が上がり、自身のレベルより低い元々のレベル・ランクを持つモンスターの発動した効果を受けない永続効果、自身のレベルが７以上の時に相手の墓地へ送られるカードを除外する永続効果を持つ。

　(1)の自己強化を行う効果、(2)のＦ.Ａ.共通効果については《Ｆ.Ａ.ソニックマイスター》を参照。

　(1)の効果は自己強化と限定的なモンスター効果への耐性。
　レベルを上げれば範囲が拡がり、さらに攻撃力も上がるので、戦闘破壊による突破も難しくできる。
　しかし、リンクモンスターや魔法・罠カードの効果に対する耐性は無く、自己強化の上昇値も少々頼りない。
　このカードを維持したいなら別途耐性を付与するカードや戦闘補助を用意しておきたい。
　《Ｆ.Ａ.シティＧＰ》はメインフェイズ及びバトルフェイズの間このカードのレベルを上げることができ、対象耐性も付与するので相性が良い。

　(3)の効果は自身のレベルが７以上の場合に適用される相手限定の《マクロコスモス》効果。
　この効果適用時の主な処理や影響については《マクロコスモス》や同じ効果を持つ《Ｍ・ＨＥＲＯダーク・ロウ》を参照。
　それらと異なり、自身のレベルよりもレベル・ランクの数値が低いモンスター効果を受けない上、攻撃力もある程度確保できることから除去されにくく、長期に渡って行動を制限しやすいのが利点となる。

　相手の動きを妨害できるため、【Ｆ.Ａ.】では優先的にレベルを上げて(3)を適用したいモンスター。
　Ｆ.Ａ.魔法・罠カードの効果を使う他、汎用的なレベル上昇手段もあるとよい。
　《メガリス・プロモーション》を使えば即座にレベル８となり、適用することが可能となる。

イラストには、宙に浮くレースバイクに似たメカに乗ったドライバーが、カーブを曲がる様子が描かれている。
「ハングオン(Hang On)」は、オートバイでカーブを曲がる際に重心をカーブの内側に移す操縦テクニックの名称であり、「マッハ(Mach)」はいわゆる「音速」の事である。

なお、ドライバーの容姿は《Ｕ.Ａ.パーフェクトエース》によく似ている。

元々は、TCG版Code of the Duelistで追加された10種の海外新規カードの内の１枚である。

コナミのゲーム作品において―
デュエルリンクスでは、手札のモンスター１体のレベルを参照しフィールドのモンスター１体のレベルを永続的に変化させる「レベル上昇」「レベルコピー」というスキルの存在から、このカードが実装された直後の2021年4月ごろの環境においてお手軽な高打点・制圧モンスターとなっていた。
どちらのスキルもデュエル中に一度しか使えないとはいえ、スキルとこのモンスター(と、手札のモンスター)だけで完結しており、高レベルを容易に握れる【堕天使】などでは特に扱いやすい。
《禁じられた聖槍》が実装済みで魔法・罠カードにもある程度対抗できる点が有用性に拍車をかけている。
結果、スキル「レベル上昇」と「レベルコピー」はその他のカードとのコンボも警戒されてか、21/05/10から「数値変動はターン内のみ・使用に残りライフポイント3000以下の条件が付く」などの弱体化を受けることとなった。