遊戯王カードWiki - 《Ｋ９－００号 “Ｈｏｕｎｄ”》

《Ｋ９(ケーナイン)－００(ゼロ)号(ごう) “Ｈｏｕｎｄ(ハウンド)”》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク５/光属性/獣戦士族/攻2500/守2500
レベル５モンスター×２
(1)：このカードは特殊召喚されたターンには戦闘及び相手の効果では破壊されない。
(2)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手がモンスターの効果を発動する度に、このカードの攻撃力は５００アップする。
(3)：自分・相手のスタンバイフェイズに、このカードのＸ素材を１つ取り除き、
フィールドのカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。

　デッキビルドパックジャスティス・ハンターズで登場した光属性・獣戦士族のエクシーズモンスター。
　特殊召喚されたターン、戦闘と相手の効果で破壊されない永続効果、相手がモンスター効果を発動する度に攻撃力500自己強化する永続効果、お互いのスタンバイフェイズ、このカードのエクシーズ素材を１つ取り除き、フィールドのカード１枚を除外する誘発効果を持つ。

　汎用モンスターを用いたエクシーズ召喚については【ランク５】を参照。
　【Ｋ９】ではエクシーズ召喚は容易であり、その他Ｋ９魔法・罠カードの効果による特殊召喚にも対応する。
　《Ｋ９－００号ルプス》の効果やＫ９魔法・罠カードの効果で相手ターンに展開する場合、(3)を即座に使えるスタンバイフェイズに出すのが良いだろう。

　ただし、光属性故に《Ｋ９－６６ａ号ヨクル》・《Ｋ９－６６ｂ号ランタン》の効果で展開したモンスターでのエクシーズ召喚が行えない点は注意。
　そのため【Ｋ９】においては《Ｋ９－１７号 “Ｒｉｐｐｅｒ”》に比べて正規のエクシーズ召喚が若干難しい。

　(1)は特殊召喚されたターン限定の破壊耐性。
　自分ターンでは一部の除去に耐えられる程度に過ぎないため、主にＫ９魔法・罠カードで相手ターンに出した場合に活きる効果となる。
　守備表示で出せばそのターンは優秀な壁として機能するが、破壊以外の除去に弱いため過信は禁物。
　《Ｋ９－００号ルプス》をエクシーズ素材に持っていれば対象耐性も得られるため、この弱点をある程度補える。

　(2)は相手のモンスター効果の発動をトリガーとした自己強化。
　相手がモンスター効果を使用する度に高いステータスとなり、強化も永続なので【Ｋ９】での主力アタッカーを担える。
　ただし、相手ターンでトリガーを満たしても(1)等で耐性を得ていない限りはそのターン中に除去されてしまいやすい点は意識すべきだろう。
　逆に、相手がそのつもりで行動して攻撃力を上げ切った場合、このカードに対する除去を伏せカードなどでカウンターできれば、返しの自分ターンにかなりの戦闘ダメージが期待できる。

　(3)はフィールドのカード１枚の除外。
　スタンバイフェイズ限定且つ対象は取るものの、カードの種類等には制限がないため除去としてはまずまず扱いやすい。

Ｋ９の「００号」というカード名の共通点から、《Ｋ９－００号ルプス》が変身した姿だと思われる。
あちらのカード名が意味するところは「狼」であり、こちらは人型ではないが衣服は共通している。
- 「Hound」は猟犬として飼育されてきた品種の犬などを指し、「狼」の意味からは遠い。
  その他、俗語で「猟犬のようにしつこく付きまとう、嫌なやつ」などを指す。
- 上述の通り、《Ｋ９－６６ａ号ヨクル》・《Ｋ９－６６ｂ号ランタン》の効果にある「光属性エクシーズモンスターの素材にできない」制約に引っかかる。
  Ｋ９の中では異質であり、ストーリー展開では逃亡・敵対などしている人物なのだろうか。
  あるいは、失敗作として処分命令の下された個体の可能性もある。