《Kozmo−エメラルドポリス/Kozmotown》 †
フィールド魔法
(1):1ターンに1度、除外されている自分の「Kozmo」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻し、自分はそのモンスターの元々のレベル×100LPを失う。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札の「Kozmo」モンスターを任意の数だけ相手に見せ、デッキに戻してシャッフルする。
その後、自分はデッキに戻した数だけデッキからドローする。
(3):フィールドゾーンのこのカードが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「Kozmo」カード1枚を手札に加える。
EXTRA PACK 2016で登場したフィールド魔法。
除外されているKozmoを手札に戻してそのレベル分ライフポイントを失う効果、手札のKozmoをデッキに戻してその枚数分ドローする効果、破壊された場合にKozmoをサーチできる効果を持つ。
(1)はライフと引き換えに除外されたKozmoモンスター1体をサルベージする効果。
Kozmoモンスターは全て自身を除外して発動する効果を持っており、対象に困ることは少ない。
基本的にはサーチャーである《Kozmo−ドロッセル》を回収することになるだろうが、展開手段があれば上級・最上級Kozmoも選択肢に入る。
3つの効果の中で唯一アドバンテージを得られる効果であり、基本的にこの効果をメインに使用することになるだろう。
当然だが高レベルモンスターをサルベージすればそれに比例してライフロスもかさんでいくため、何を回収するかは慎重に見極めたい。
とはいえレベル×100とライフロスは軽めであり、下級Kozmoを2・3回サルベージする程度なら《Kozmo−フォアランナー》等のライフゲイン効果でも十分カバーできる。
(2)は手札交換効果。
Kozmoモンスターはリクルートを介して展開されるのが主であり、それらが手札に溜まってしまった場合の事故防止として役立つ。
ただしデッキに戻すのはKozmoモンスターに限定されている為、このカードを含めた魔法・罠カードは手札交換に使えない事に注意。
また、機械族のKozmoはサイキック族のKozmoの効果で手札から特殊召喚できるので、むしろ手札に溜まっていたほうが都合のよいことが多い。
そのため、この効果でデッキに戻すのは主にサイキック族のKozmoとなるだろう。
(3)はフィールドゾーンで破壊された場合にKozmoカード1枚をサーチする効果。
同名カードを含めたKozmoカード全て範囲内である上にタイミングを逃すこともない。
同一ターン中の回数制限も無く誰が破壊したかも問わないため、自分で破壊することでサーチカードとしても使用できる。
相手がこのカードに破壊以外の除去手段を使ってくる可能性はあるため、自分で破壊しサーチに用いるのも手であろう。
総じてKozmoを中心としたデッキでは潤滑油として活躍が期待できるカードである。
弱点としては発動自体を無効にされるとサーチ効果を使用できない事、初手にこのカードばかり来てしまうと手札交換効果を生かせず腐ってしまうことぐらいか。
- このカードが紹介されたTCGの公式ブログでは「銀河帝国歴1900年、不釣合いな仲間達が共に素晴らしくも圧倒される宇宙の旅に旅立つ…」といった意味の一文が添えられていた。
- Kozmoの元ネタを『オズの魔法使い』とする説があるが、もしそうだとすれば銀河帝国歴1900年とは、『オズの魔法使い』の初版の発行年(西暦1900年)に因むのかもしれない。
また、同じく元ネタとされる映画『スターウォーズ』の舞台は銀河帝国が生まれてから19年後の世界であり、こちらともかけている可能性がある。
- 『オズの魔法使い』にはこのカードのカード名と同じくエメラルドの街と呼ばれる都市が登場しており、それがこのカードのモチーフと思われる。
また、イラストに描かれている都市の景観には『スターウォーズ』に登場する銀河共和国・銀河帝国の首都惑星コルサントとの共通点がみられる。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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