No.(ナンバーズ)68 魔天牢(まてんろう)サンダルフォン/Number 68: Sanaphond the Sky Prison》

エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/岩石族/攻2100/守2700
レベル8モンスター×2
(1):このカードの攻撃力・守備力は、お互いの墓地のモンスターの数×100アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手ターン終了時まで、このカードは効果では破壊されず、
お互いに墓地のモンスターを特殊召喚できない。

 COLLECTORS PACK 2017で登場した闇属性岩石族エクシーズモンスター
 墓地モンスターの数に応じて自己強化する永続効果相手ターン終了時まで自身に効果破壊耐性を付与しつつお互い蘇生を禁じる起動効果を持つ。

 (1)の効果自己強化
 お互い墓地モンスターの数を参照するので強化自体は容易だが、上昇値が100と少ない。
 多くのランクエクシーズモンスターが有する攻撃力3000には墓地モンスターが合計9体存在しなければならず、アタッカーとしては不安が残る。
 元々の守備力ランク相応であり、(2)の効果も相まってとしては高い性能が期待できる。
 攻撃力については、効果は使えなくなるが《No.84 ペイン・ゲイナー》から《No.77 ザ・セブン・シンズ》を出すことでもある程度補える。

 (2)の効果耐性付与と蘇生封殺。
 蘇生を利用しないデッキは少なく、それを2ターンの間封じられる制圧力の高い効果である。
 自己強化効果ともシナジーしており、墓地モンスターの数の変動を少なくする事で自身のステータスを高く保てる。
 除去しようにも効果破壊耐性が付随しているため、破壊以外の除去手段を持たなければ次のターンに再び効果発動されてしまう。
 【インフェルニティ】【アンデット族】といった蘇生を多用するデッキにとっては悪夢の様なモンスターである。
 自分蘇生を封じられてしまうが、効果が持続するのは相手ターン終了時までなのでタイミングを誤らなければ自分への影響はそれ程無い。

 ただし封じられるのはあくまで蘇生のみのため、それ以外の場所からの特殊召喚までは止められない。
 蘇生を利用するデッキであっても【青眼の白龍】の様に手札エクストラデッキからでも重量級アタッカーを用意できるデッキには弱い。
 破壊耐性に関しても《鳥銃士カステル》壊獣には容易に突破されるため油断は禁物。

  • イラストでは、中央の石壁に自身のナンバーである「68」が書かれている。
    建造物然としたデザインであり、イラスト背景の大地と比較すると相当巨大なモンスターである事が窺える。
    ナンバーは「牢屋」との語呂合わせと思われる。
  • 「サンダルフォン(Sandalphon)」とは、ユダヤ教の大天使の一人。
    ヘブライ語で「兄弟」を意味する名を持ち、メタトロンの双子の兄弟とされる。
    圧倒的な巨躯を誇る存在であるとされていることを考慮すると、カード名の「魔天牢」は「摩天楼」に掛けたものだろう。
    またサンダルフォンの天使としての職務については「天国の歌を司る」「ミカエルと共にサタンと戦う」「誕生を控えた胎児の性別を決める」など諸説あるが、その一つに「罪を犯した天使たちを幽閉する牢獄の番人」というものがあり、「魔天牢」の当て字はここから取られたとも考えられる。

関連カード

収録パック等


Tag: 《No.68 魔天牢サンダルフォン》 モンスター エクシーズモンスター 効果モンスター ランク8 闇属性 岩石族 攻2100 守2700 No.

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