《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク/Number 80: Rhapsody in Berserk》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/悪魔族/攻 0/守1200
レベル4モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに2度まで使用できる。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
(2):自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドのこのカードを攻撃力1200アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
PRIMAL ORIGINで登場した闇属性・悪魔族のエクシーズモンスター。
自身を装備カードとする起動効果、エクシーズ素材を取り除くことで相手の墓地のカードを除外する起動効果を持つ。
メインとなる効果は(1)の墓地のカードを除外する効果。
非常に出しやすい素材2体のランク4であるため、幅広いデッキで墓地利用デッキへのメタカードとして採用できる。
1ターンに2枚まで除外できる事からその影響力は大きく、《D.D.クロウ》や《奈落の落とし穴》を想定してキーカード2枚を確保しているデッキであっても機能停止に追い込む事ができる。
【ラヴァル】や【ライトロード】といった墓地を肥やす速度に優れるデッキであっても、1戦目からある程度の対応が可能という点は重要である。
(2)の装備カード化効果は対象がエクシーズモンスターに限定されており、あまり使い勝手はよくない。
この効果を頼りにするくらいであれば、アーマード・エクシーズギミックを丸ごと採用した方が爆発力があるだろう。
また、このカードのランクアップ先である《CNo.80 葬装覇王レクイエム・イン・バーサーク》はフィールドのカードを除外する効果を持つため、その繋ぎとしての採用もできる。
その場合、こちらの墓地除外と進化先のフィールド除外のどちらを活用するかはフィールド及び墓地の状況と相談となる。
こちらに《エフェクト・ヴェーラー》を使わせ、あちらの効果を通すと言った読みも必要になってくる。
フィールドの状況に左右されずにエクシーズ素材を使いきれるため、《RUM−幻影騎士団ラウンチ》とも相性が良い。
このカード自身が闇属性のランク4なので、【幻影騎士団】では《幻影騎士団ブレイクソード》の効果から繋げる候補にもなる。
エクストラデッキに余裕があれば《CNo.80 葬装覇王レクイエム・イン・バーサーク》等とセットで採用するのも良いだろう。
RUMを採用しないデッキでも《旋壊のヴェスペネイト》を重ねてエクシーズ召喚でき、あちらはエクシーズ素材を必要とする効果を持たないことから相性が良い。
- エクシーズモンスターの中でも最激戦区のランク4であり、自身は全く戦闘能力を持たずフィールドにも殆ど干渉しないカードであるため、採用の有無は環境に左右されやすい。
しかし墓地を利用する機会は主流デッキからファンデッキまで幅広く存在し、それらに対してメタを張ることができるため、登場以降は中々に高い採用率を誇る。
- 「狂装」は、狂想曲(奇想曲とも)と自身の効果である装備カード化を掛けているのだと思われる。
ただし、「狂想曲」は本来「カプリッチョ」の訳語であり、「ラプソディ」は「狂詩曲」と訳される。
両者は全く別の音楽形式であるが、混同される事も多い。
バーサークについては《バーサーカー》を参照。
「狂」はこちらにもかかっているようである。
- イラストでは、襟部分の右側に自身のナンバーである「80」が描かれている。
ナンバーは0をアルファベットのO(オー)として読むことで、「覇王」との語呂合わせを意図しているのだろう。
- エクシーズ召喚時の口上は「現れろ、No.80!猛りし魂にとりつく、呪縛の鎧!狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク!」。
- アストラル曰く「ドン・サウザンドの力を宿しているNo.」であるようで、劇中ではこのカードを使用していたアリトの負の感情を増幅させていた。
ドン・サウザンドの洗脳が解けた後でも、このカードを自己再生させた際にアリトが苦痛を感じている描写があった。
関連カード †
収録パック等 †
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