SPYGAL(スパイギャル)−ミスティ/SPYGAL Misty》

効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1500/守1600
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、宣言した種類のカードだった場合、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの「SPYRAL−ダンディ」1体と相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター2体を持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。

 EXTRA PACK 2017で登場した闇属性魔法使い族下級モンスター
 相手デッキトップカードの種類を言い当てた場合に1枚ドローできる誘発効果自分《SPYRAL−ダンディ》相手モンスターを1体ずつバウンスする誘発即時効果を持つ。

 (1)の効果召喚特殊召喚時にカードの種類宣言し、相手デッキトップがそのカードであれば1枚ドローする効果
 条件が同じ自己特殊召喚効果を持つ《SPYRAL−ダンディ》とは相性が良く、片方が失敗してもピーピングによりもう片方を確実に成功させられる。
 (2)の効果を踏まえるとまずこのカード召喚してピーピングを行い、《SPYRAL−ダンディ》特殊召喚効果に繋げる方が効果的だろう。
 両方成功すれば魔法・罠除去ドローにより2枚のアドバンテージが得られるので、両者が手札にそろっている場合は積極的に狙っていきたい。
 発動回数制限も無く、相手デッキトップが分かっている状態で《地獄の暴走召喚》等で複数回展開すればその都度ドローできる。

 (2)は自分《SPYRAL−ダンディ》相手モンスター1体ずつを対象として発動できるバウンス効果
 《マジェスペクター・ユニコーン》を調整した様な効果であり、バウンス対象の指定と自身のステータスの低さにより繰り返しの発動は狙いにくい。
 《SPYRAL−ダンディ》の方が展開手段に恵まれているため、あちらを複数体展開できれば高いコントロール能力を発揮するだろう。
 特に脅威となるモンスターがいなくとも、《SPYRAL−ダンディ》魔法・罠除去効果を再び使用するために適当なモンスターバウンスしても良い。

 このように、《SPYRAL−ダンディ》サポートカードとしては申し分無い性能のモンスター効果を持っているものの、このカードは「SPYRAL」ではなく「SPYGAL」なので、SPYRALには含まれず、サポートも受けられない。
 このため、SPYRALのサポーターとしてSPYRALデッキに投入したこのカード自身が事故要因になりかねないという非常に痛い問題点がある。
 この点をフォローするならば、闇属性である事を活かし《終末の騎士》墓地へ送ってから蘇生に繋げたり、《ダーク・バースト》サルベージする等の使い方が考えられる。
 SPYRALモンスターには種族属性が同じ《SPYRAL−グレース》が存在するので、闇属性サポートに寄せた構築にするのも手か。

  • 「Misty」は英語で「霧が立ち込めた」という意味の形容詞であり、転じて「不明瞭」・「漠然」を表す語句としても用いられる。
    また、「GAL(Gal)」は「Girl」とほぼ同義語であるが、日本語で俗に言う所の「ギャル」とはニュアンスがやや異なる。
  • カード名に「Gal(Girl)」を含む事から、「007」シリーズのヒロイン役、通称「ボンドガール」が元ネタか。
    作品によって設定も演じる人物も異なるが、主人公ジェームズ・ボンドと深い関わりを持つ関係上同じ諜報員である事が多い。
    • 基本的にはボンドの協力者でありロマンスを演じるのが恒例だが、中には自身の目的のために彼を利用し裏切る者も存在する。
      一見SPYRALの一員に見える英語名、敵を味方諸共排除してしまう(2)の効果はそんな彼女達のトリックスターとしての側面を反映しているのだろう。

関連カード

―《SPYGAL−ミスティ》の姿が見られるカード

収録パック等


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