《アルケミー・サイクル/Alchemy Cycle》 †
通常罠
発動ターンのエンドフェイズ時まで、
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター全ての元々の攻撃力を0にする。
この効果によって元々の攻撃力が0になっているモンスターが戦闘によって破壊され墓地へ送られる度に、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
※エンドフェイズに適用終了となるカードに対するエラッタに伴い、テキスト内の「エンドフェイズ時」は「ターン終了時」と読み替えて使用する。
PHANTOM DARKNESSで登場した通常罠。
ターン終了時まで自分モンスターの元々の攻撃力を0にし、「この効果で元々の攻撃力が0になったモンスターが戦闘破壊され墓地へ送られた場合にドローする効果」を適用する効果を持つ。
0にするのは攻撃力のみなので、守備表示モンスターがまとめて戦闘破壊されるような状況で発動すると良い。
または戦闘ダメージを《スピリットバリア》や《レインボー・ライフ》で防ぐのも手だろう。
《強制転移》・《死のマジック・ボックス》で送りつければ、大ダメージを与えた上でドロー効果を使用できる。
自分の受ける戦闘ダメージが増加するので、《ダメージ・コンデンサー》や《ダメージ・ゲート》・《ダメージ=レプトル》とは好相性。
更に《アマゾネスの剣士》・《マジック・スライム》・《ダイガスタ・スフィアード》・《ディメンション・ウォール》とのコンボで逆に相手に多大な戦闘ダメージを与えることも可能である。
《天空の聖域》・《強制転移》との相性から、《コーリング・ノヴァ》らを採用した【天空の聖域】でも活躍できる。
しかし、《天空の聖域》は相手にも効果が及ぶため、このカードで攻撃力0になった天使族を相手に送りつけ攻撃しても大ダメージには繋がらない点に注意。
特に発動条件もなくフリーチェーンで攻撃力を0にできるので、《機械複製術》や《星に願いを》の適用条件を満たしたり、《奈落の落とし穴》を回避したりできる。
尚、元々の攻撃力を0にとあるが、これはフィールドに存在する間だけの話である。
「フィールドに存在するモンスターの元々の攻撃力を参照する」《ミスフォーチュン》はこのカードでダメージを回避できるが、「破壊して墓地へ送ってから参照する」《No.61 ヴォルカザウルス》は回避できない。
墓地へ送られた時点で、受けた能力値変化は終了しているからである。
- 「アルケミー(Alchemy)」とは、西洋中世の錬金術のことを指す。
「錬金術」とは卑金属から貴金属を精錬する技術のことで、賢者の石の探求を目的とした。
化学的な面と魔術的な面の両方を兼ね備えており、その過程において現代の化学に繋がる様々な発見がなされた。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
FAQ †
Q:対象を取る効果ですか?
A:いいえ、対象を取らず、自分フィールドのモンスターすべてに適用される効果です。(15/07/22)
Q:ダメージステップで発動できますか?
A:はい、発動可能です。(15/07/22)
Q:このカードの発動後に召喚・反転召喚・特殊召喚されたモンスターに対して、《アルケミー・サイクル》の効果は適用されますか?
A:いいえ、適用されません。
モンスターの攻撃力は0になりませんし、ドローを行う事もできません。(15/07/22)
Q:ドローはどのタイミングで行いますか?
A:ドローは墓地で発動する強制の誘発効果であり、チェーンブロックを作ります。
《シャインエンジェル》(墓地誘発・任意効果)が戦闘破壊された時は、チェーン1《アルケミー・サイクル》、チェーン2《シャインエンジェル》とチェーンを組んで処理します。(15/07/22)
Q:攻撃力1000のモンスターと元々の攻撃力が0のモンスターがいるときに発動しました。
「最初から元々の攻撃力が0のモンスター」が戦闘破壊されたとき、ドローできますか?
A:いいえ、このカードの効果で元々の攻撃力が0になっていないモンスターは、ドローできません。(15/07/24)
Q:自分のフィールドに元々の攻撃力が0のモンスターしかいないときに発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(15/07/24)
Q:自分のフィールドに存在するモンスターが《墓地墓地の恨み》や《輝光子パラディオス》の効果で攻撃力が0になっている《青眼の白龍》のみの場合にこのカードを発動できますか?
A:はい、その場合でも《青眼の白龍》の元々の攻撃力が3000ですので発動でき、結果的には攻撃力は変わりませんが、このカードの効果によって元々の攻撃力が0になり、そのモンスターが戦闘で破壊されて墓地へ送られればドローする処理は行われます。(15/07/25)
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