遊戯王カードWiki - 《オッドアイズ・ウィザード・ドラゴン》

《オッドアイズ・ウィザード・ドラゴン/Odd-Eyes Wizard Dragon》 †

効果モンスター
星７/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2500
(1)：このカードが手札にある場合、
自分フィールドの闇属性モンスター１体をリリースして発動できる。
手札・デッキ及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
「オッドアイズ・ドラゴン」１体を選んで墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
(2)：このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「オッドアイズ・ウィザード・ドラゴン」以外の
「オッドアイズ」モンスター１体を選んで特殊召喚する。
その後、デッキから「螺旋のストライクバースト」１枚を手札に加える事ができる。

　デュエリストパック－レジェンドデュエリスト編6－で登場した闇属性・ドラゴン族の最上級モンスター。
　闇属性モンスターをリリースし、《オッドアイズ・ドラゴン》を墓地へ送って自身を手札から特殊召喚する起動効果、相手に破壊された場合にオッドアイズをデッキか墓地から特殊召喚し、任意で《螺旋のストライクバースト》をサーチする誘発効果を持つ。

　(1)は手札から自身を特殊召喚する効果。
　《オッドアイズ・セイバー・ドラゴン》とほぼ同様だが、リリースコストが闇属性に変わっているため、コンボ先も異なる。
　こちらは多くのオッドアイズモンスターや、リンク召喚しやすい《リンクリボー》などをリリースコストにでき、《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》などとも相性が良い。
　《ＥＭドクロバット・ジョーカー》はこのカードをサーチでき、そのままリリースに使うことができるため特に相性が良い。

　(2)はオッドアイズモンスターを特殊召喚し、その後《螺旋のストライクバースト》をサーチできる効果。
　発動条件として相手による破壊で墓地へ送られる必要があり、能動的に発動を狙う場合は自爆特攻が必要になる。
　除去に対する備えと見てもいい。

　特殊召喚はデッキ・墓地に対応しているため、特殊召喚先は比較的融通をきかせやすい。
　ただし、エクストラデッキに送られたオッドアイズペンデュラムモンスターには対応しないため、序盤での使用を狙いたい。
　(1)で特殊召喚した場合は墓地に《オッドアイズ・ドラゴン》が存在するはずなので、とりあえずの特殊召喚先は確保できる。
　追加でサーチできる《螺旋のストライクバースト》は除去とサーチを選択できる腐りにくいカードである。

　自爆特攻から特殊召喚するオッドアイズの中では《オッドアイズ・ファンタズマ・ドラゴン》が適しており、エクストラデッキのペンデュラムモンスターの数だけ弱体化させるため戦闘破壊を狙いやすい。
　《オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン》も攻撃力が高く、戦闘破壊に成功すればこのカードを蘇生できる。
　《オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン》を併用し、２体リクルートを狙ってもいい。

(1)の効果から、《オッドアイズ・セイバー・ドラゴン》を意識したモンスターだと思われる。
あちらと比べると、自身および(1)のコストとなるモンスターの属性があちらは光属性であるのに対してこちらは闇属性であり、対となる関係になっている。
「ウィザード（魔法使い）」という単語がカード名に使われているのも、あちらの「セイバー（剣）」と対とするためであろう。
ファンタジーものの創作物において、剣などによる物理的な攻撃と魔法による攻撃は、しばしば相反する属性として描写される。
- なお、アニメARC-Vにおいて榊遊矢はオッドアイズの他に魔術師を使用しているが、あちらの英訳は「Wizard」ではなく「Magician」である。
  性能面においてもこのカードと【魔術師】とのシナジーは乏しい。