遊戯王カードWiki - 《ステルス・クラーゲン・エフィラ》

《ステルス・クラーゲン・エフィラ/Stealth Kragen Spawn》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク４/水属性/水族/攻1900/守1500
水属性レベル４モンスター×２
(1)：１ターンに１度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
相手フィールドの水属性モンスター１体を選んで破壊する。
(2)：「Ｎｏ.」Ｘモンスターの効果で特殊召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードが持っていたＸ素材の数まで、
自分の墓地からこのカード以外の「ステルス・クラーゲン」モンスターを選んで特殊召喚する。
さらにその特殊召喚したモンスターそれぞれに、
自分の墓地から水属性モンスターを１体まで選んでそのＸ素材にできる。

　ANIMATION CHRONICLE 2021で登場した水属性・水族のエクシーズモンスター。
　相手の水属性を効果破壊する誘発即時効果、Ｎｏ.の効果で特殊召喚された状態で破壊された場合に自身以外のステルス・クラーゲンを蘇生してエクシーズ素材をあちらに補充する誘発効果を持つ。

　基本的な性質は《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》と共通し、このカードを特殊召喚できるＮｏ.も基本的にあちらとなる。
　そのため、主な使い方については《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》を参照。

　《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》に比べると、破壊効果にダメージが追加されず、水属性への変更ができないため制圧力が落ち、特殊召喚も「Ｎｏ.の効果で特殊召喚された」という発動条件が付いたため、あちらの下位互換でしかない。
　そのため、基本的には直接エクシーズ召喚するのではなく、《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》の(3)の効果で２体を展開する使い方になるだろう。
　破壊された《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》を蘇生させれば、あちらの(1)により水属性への変更が強制され、高い制圧力を発揮することができる。
　他の蘇生カードを用意しなくとも、展開された２体のどちらかが破壊されれば自身の(2)で《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》を蘇生させられるので、蘇生したあちらと残っている方のこのカードで相手のフィールドを荒らすことができる。

　エクストラデッキは圧迫するが、展開されたこのカード２体から未来皇ホープに繋げられる。
　【バハムート・シャーク】は未来皇ホープ・《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》双方とも相性が良いデッキなので、採用を検討してみるのも良いだろう。

(2)の効果は、《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》以外のＮｏ.エクシーズモンスターによって特殊召喚された場合にも条件を満たせる。
ただし、基本的にこのカードに何らかの手段でエクシーズ素材を補充する必要がある。

ステルス・クラーゲンには自身も含まれるため、(2)の効果から同名カードを蘇生することもできる。
しかし《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》の効果でこのカードを特殊召喚している場合は蘇生制限を満たしていないため、蘇生できない。
このケースは、《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》とは別にこのカードのエクシーズ召喚を正規手順で行い二体をフィールド並べた場合などに再現できる。

Ｎｏ.に関するカードだが、このカード自身はＮｏ.ではなく、サポートを受けられない点には注意。

《ＣＸ冀望皇バリアン》に続き２枚目となる、Ｎｏ.に属さずＮｏ.に関する効果を持ったエクシーズモンスターである。

「エフィラ（ephyra）」とは、クラゲの幼生を指す言葉で、クラゲと聞いてイメージされる冠クラゲ目を始めとする鉢虫綱のクラゲにみられる特徴である。
アニメでの設定を見るに、《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》の細胞から分裂して誕生した個体なのだろう。

原作・アニメにおいて―
アニメZEXALII(セカンド)の「凌牙＆IV(フォー)vsクラゲ先輩」戦でクラゲ先輩が３体使用。
《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》の効果で２体がエクストラデッキから特殊召喚された。
直後に２体とも《Ｎｏ.１５ギミック・パペット－ジャイアントキラー》の効果によって破壊されるも、それぞれの効果でエクストラデッキの３体目と墓地の《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》を特殊召喚した。
次のターンに通常魔法《ジェリー・レイン》で水属性にした《スカル・クラーケン》を効果破壊しようとしたが、IVの通常罠《ストリングス・シェード》によって失敗した。

アニメではＮｏ.共通の戦闘破壊耐性の有無以外は《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》と全く同じ効果であった。
性能だけで言えば完全下位互換でしかなく、OCGで考えた場合は《Ｎｏ.４猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》を３積みした上での４枚目以降の役割に落ち着く。
ただ、（結果的には偽物だったが）Ｎｏ.は作中設定上１枚しか存在しないので、展開コンボにはこちらを複数枚採用する必要があった。