遊戯王カードWiki - 《デストーイ・マーチ》

《デストーイ・マーチ/Frightfur March》 †

カウンター罠
(1)：自分フィールドの「デストーイ」モンスターを対象とする
モンスターの効果・魔法・罠カードを相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、以下の効果を適用できる。
●対象となった「デストーイ」モンスター１体を墓地へ送り、
レベル８以上の「デストーイ」融合モンスター１体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、次の自分エンドフェイズに除外される。

　ディメンション・オブ・カオスで登場したカウンター罠。
　デストーイを対象とするモンスター効果・魔法・罠カードの発動を無効にして破壊し、さらにそのデストーイを墓地へ送ってレベル８以上のデストーイ融合モンスターを特殊召喚できる効果を持つ。

　特殊召喚のおまけがついたデストーイ専用のカウンター罠である。
　【ファーニマル】ではデストーイが主力となるため、それをカードの種類を問わず、対象にとる効果から守れる点は有用。
　しかし、対象を取らない除去、融合召喚そのものを無効にされる場合には対処はできないため、注意しておきたい。

　抜け道はあるとはいえ、《デストーイ・シザー・タイガー》や《デストーイ・シザー・ウルフ》の効果をより確実に通せる。
　特に《デストーイ・シザー・タイガー》は、１体しか存在できない制限を能動的に解除できる点でも相性が良い。
　また、このカードは《エッジインプ・チェーン》のサーチに対応するため、その点で他のカウンター罠と差別化でき、牽制としても機能する。
　その融合召喚先である《デストーイ・チェーン・シープ》は破壊への自己再生を持つため、このカードでバウンス等から守れば場持ちは格段に良くなる。

　追加効果として、対象となっていたデストーイを墓地へ送れば別のデストーイを融合召喚扱いで呼び出せる。
　ここで《デストーイ・サーベル・タイガー》を呼び出し、墓地へ送ったデストーイを蘇生させれば一時的にアドバンテージを稼ぐことが可能である。
　更に《デストーイ・サーベル・タイガー》、《デストーイ・マッド・キマイラ》の欠点である重さを克服できる。

モンスターを特殊召喚する効果を持つ初のカウンター罠である。

融合素材を使わずに、融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚するカードは《簡易融合》以来２枚目である。
現在は該当するカードは存在しないが、《デストーイ・シザー・ウルフ》のように必ず融合素材を使わなければならない融合モンスターは特殊召喚できない。

特殊召喚のために墓地へ送るのは１体だが、発動条件で対象にとられるカードについては数が指定されていない。
よって、複数体のデストーイが対象になっても発動でき、その場合はその内の１体を選んで墓地へ送ることになる。
また、デストーイが対象に含まれていれば、デストーイ以外のモンスターや魔法・罠カードが同時に対象となっていても発動できる。