《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン/Topologic Gumblar Dragon》 †
リンク・効果モンスター(禁止カード)
リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:上/左/右/下】
効果モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。
自分は手札を任意の枚数ランダムに捨てる(最大2枚)。
その後、捨てた数だけ相手は手札を選んで捨てる。
(2):このカードがEXリンク状態の場合に発動できる。
相手は手札を2枚まで可能な限り選んで捨てる。
この効果で相手の手札が0枚になった場合、さらに相手に3000ダメージを与える。
COLLECTORS PACK 2018で登場した闇属性・サイバース族のリンクモンスター。
お互いに手札を捨てる誘発効果、エクストラリンク状態で相手のみ手札を捨てさせ、ダメージを与える起動効果を持つ。
(1)(2)のどちらか片方しか使えないため、1ターン中にこのカードで行えるハンデスは最大でも2枚までである。
(1)は、自分と相手がお互いに手札を2枚まで捨てる効果。
リンクモンスターのリンク先に特殊召喚を行う、という発動条件を満たすのは難しくない。
ただし、自分はランダムに手札を捨てるにも拘わらず、相手は手札を選んで捨てることが可能である。
そのため、相手の墓地肥やしなどに利用されてしまうリスクがある。
暗黒界や魔轟神のような捨てられても問題ないカードを併用する、伏せるなどの行為で有用なカードが捨てられるリスクを下げるなど自分がディスアドバンテージを負わないようなプレイングが求められる。
また、相手に損害を与えるにはリンク4のこのカードを出しつつさらにモンスターを出し、手札にも余裕を持つという条件を満たすことが必要となる。
共通効果のサーチで手札を確保できる【剛鬼】や、上手く行けば手札を減らさずに大量展開できる【未界域】などであればこの条件を満たしやすい。
特に【未界域】は捨てられた場合の効果を持つ点でも相性が良い。
相手ターンにも特殊召喚できれば、4枚のハンデスを行う事すらも可能。
(2)はエクストラリンクが成立している場合に、相手の手札を捨てさせ、さらに効果ダメージまで与える効果。
エクストラリンクを成立させつつ、(1)の効果を使っていない場合にのみ使用できる。
トロイメアなど、エクストラリンクをさせやすいカードを使えば条件を満たしやすいが、リンク先にモンスターを出すと(1)の効果が発動してしまう。
このモンスターをエクストラリンクを成立させる最後のリンク召喚で出すか、既にエクストラリンクが成立している状態で、その内の1体を素材にして置き換えるようにリンク召喚したりカードの位置を入れ替えたりすれば、(1)の発動は回避できる。
エクストラリンクを成立させた次のターンに使うと言う手もあるが、エクストラリンクが崩れないままターンが帰ってくるような事は考えにくい。
逆に、相手の除去や攻撃からエクストラリンクを守りきれるような状況ならすでに大幅な優勢であり、リンク4のこのカードの発動まで狙うのがオーバーキルか。
バーン効果もあるが、相手の手札が2枚以下の場合にしか使えないため、(1)の効果などで手札を減らしておきたいところ。
- (2)の効果は「2枚まで」とあるものの「可能な限り」ともあるため、相手は手札が2枚以上あるなら必ず2枚捨てなければならない。
また、相手の手札が1枚でも発動可能である。
- 「ガンブラー(Gumblar)」とは、サイバー攻撃手法の一つで、「Webサイトの改ざん」と「Web感染型のウィルス」を組み合わせて多数のコンピューターをウィルスに感染させる手口のことを指す。
または、その攻撃に関するマルウェアについても「ガンブラー」と呼ばれる。
- 初登場時は、このカードを出した直後にリボルバーの父・鴻上博士の体調に深刻な影響が生じている。
直後にリボルバーは「デュエルを続けることはできない」と発言した上で上記の行動に出ているため、恐らくは始めから引き分けを狙ったわけではなく急遽戦術を切り替えたのだと思われる。
- (2)の効果を発動時、機械の歯車を背景に両腕を射出する演出が見られた。
そのためか、作中のデュエルの実況動画においては「ロケットパーーーンチ!」というコメントが確認できる。
またバーン効果であるためか、そのほかにも「ロケットバーン」と表現したコメントが確認できる。
効果名になっている「デウス・エクス・マキナ」については《ヴァイロン・オメガ》を参照。
- 余談であるが、(2)の効果発動時には特撮作品『ウルトラマンA』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する巨大変身ヒーロー、「ウルトラマンエース」の変身音が使用された。
- 「遊作/Playmaker vs了見/リボルバー」(4戦目)でリボルバーは「エクストラリンクにより、トポロジック・ガンブラーは秘めた真の力を解放する!」と発言している。
エクストラリンク時のみ使える(2)と(3)の効果を指しているのだろう。
- 上記の《ドロップフレーム・ウェッジ》との逆順処理により、(2)の効果処理時にはPlaymakerの手札は無かったため手札破壊は通らなかったのだが、バーンは通っている。
OCGでは基本的に「同時の処理」の場合でも、テキストの前に書かれている処理(手札破壊)が為されなかった場合は後に書かれている処理(バーン)も行われないのが通例である。
- コナミのゲーム作品において―
デュエルリンクスではリボルバーのスキル「ストームアクセス」でエクストラデッキに加わるカードの1枚として使用可能になっている。
ただしエクストラリンクのルールが存在しないため、(2)については削除されている。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
(2)の効果について †
Q:相手の手札が0枚の場合、エクストラリンク状態の《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン》の(2)の効果を発動できますか?
A:できません。 (18/05/11)
Q:エクストラリンク状態の《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン》が発動した(2)の効果処理時に、相手の手札が0枚となっている場合、処理はどうなりますか?
A:手札を捨てる処理は結果的に適用されず、「この効果で相手の手札が0枚になった場合」にもあたりませんので、相手にダメージを与える処理も適用されません。(18/05/11)
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