《パワー・ウォール/Power Wall》 †
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃によって自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージが0になるように、
受けるダメージの代わりに500ダメージにつき1枚、
自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVEで登場した通常罠。
相手による戦闘ダメージを上回るようにデッキトップから500ダメージにつき1枚を墓地へ送り、戦闘ダメージを0にする効果を持つ。
ドローの代わりに墓地肥やしを行う《ガード・ブロック》である。
あちら同様に戦闘破壊を防げず自爆特攻にも使えないが、攻撃表示で出される攻撃力が低めのモンスターとは相性がいい。
戦闘ダメージを0にすると同時に墓地を肥やすことができるが、能動的な発動はできず戦闘ダメージに枚数が依存するため安定しない。
同じく墓地を肥やす通常罠にはフリーチェーンで5枚固定の《針虫の巣窟》も存在し、比較すると2001〜2500の戦闘ダメージで同等、2500を超えるとようやく勝ることになる。
攻撃力が高くなりがちな【Sin】や【列車】が相手ならば期待しやすいが、そもそもそのような高火力のモンスターが存在しているなら墓地肥やしより《聖なるバリア −ミラーフォース−》のような除去や《ディメンション・ウォール》などのダメージ押し付けを優先したいところ。
戦闘ダメージを防ぎつつ墓地肥やしできるのがこのカードの価値ではあるのだが、攻撃反応型の罠カード特有の除去のリスクもあって使い勝手の悪さは否めない。
このカードに活路を見出すなら戦闘破壊されつつ墓地肥やしが行える点か。
同じく墓地肥やしの役割を持つ《クリバンデット》や《カードガンナー》と組み合わせれば、防御しつつ更なる墓地肥やしが行える。
後者はドロー効果を阻害しないのもポイント。
- 亮がこのカードを使用する際には、墓地へ送るカードをその場でデッキから引き抜き空中にばらまくという非常にインパクトのある使い方をしている。
この光景には対戦相手の吹雪や翔もショックを受けており、「カードをゴミクズのように扱っている」とまで言われている。
一方、翔が使用する際には通常の墓地送り同様の扱いをしている。
- 大量のカードを墓地へ送るため、「vs吹雪」戦や「vs翔」戦ではデッキ切れの危険について言及されており、後者では次の通常のドローでデッキが0枚になった。
前者のケースでも、ダークネスに憑依された吹雪に「馬鹿な真似をしたものだ」と嘲笑されている。
- 使用者の亮は放送2年目の途中までは対戦相手をリスペクトすることを心掛けていたのだが、このカードを使用する頃には何よりも勝利を渇望する性格へと変貌している。
対戦相手や観衆も以前の亮では決して行わない上述の行動を見て衝撃を受けるなど、彼の心情の変化を強調する役目を担ったカードとも言える。
関連カード †
収録パック等 †
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