遊戯王カードWiki - 《フレムベル・デスガンナー》

《フレムベル・デスガンナー/Flamvell Commando》 †

効果モンスター
星６/炎属性/炎族/攻2200/守 200
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールド上に存在する「フレムベル」と名のついたモンスター１体を
リリースした場合のみ召喚する事ができる。
１ターンに１度、自分の墓地に存在する
守備力２００のモンスター１体をゲームから除外する事で、
除外したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

　EXTRA PACK Volume 3で登場した炎属性・炎族の上級モンスター。
　特殊召喚できず、アドバンス召喚のためのリリースに関する召喚制限、墓地のモンスターを除外して相手にダメージを与える起動効果を持つ。

　上級モンスターだが特殊召喚できず、リリースもフレムベルに制限されているため、フィールドに出すのが難しい。
　一応《フレムベル・パウン》からのサーチが可能な他、リリース要員も《真炎の爆発》で確保はできる。
　他にも《炎王の急襲》から《フレムベル・ヘルドッグ》、《予想ＧＵＹ》から《ガード・オブ・フレムベル》をリクルートすればリリースは用意できる。

　バーン効果は攻撃ができなくなる等のデメリットがなく、ダメージも最大で3100になる。
　フレムベルには守備力200のモンスターも多く、リリースしたフレムベルを除外してダメージを与えることもできる。
　ただ【フレムベル】としては《真炎の爆発》による蘇生からの展開をメインとしたいため、対象のモンスターを除外してしまうのは避けたいところ。
　幸い除外コストは守備力200であれば炎属性でなくても良く、《ライトロード・マジシャンライラ》等も選択できる。

　しかし肝心の《フレムベル・ヘルドッグ》・《真炎の爆発》のいずれにも対応せず、【フレムベル】でも考え無しの採用は躊躇われる。
　このカードの真価は高攻撃力で守備力200のモンスターを素早く墓地に置ける構築にした専用デッキで活かせると言える。
　《コアラッコアラ》などのエクストラデッキのカードなら《ゲール・ドグラ》等で複数枚墓地に置くのは容易であり、ダメージ数値は大きいため狙ってみる価値はある。

効果で与えられる最高ダメージは《炎の王ナグルファー》を除外した場合の3100ダメージ。

三幻神とは異なり通常召喚のセットを行う事ができ、その際にはフレムベル以外のモンスターをリリースしてこのカードをセットできる。
また、手間はかかるが《太陽の書》や《ＡＤチェンジャー》等の効果でそのターンに表側攻撃表示に変更する事も可能である。

三幻神は「このカードを通常召喚する場合…召喚しなければならない」と召喚でしか通常召喚できないテキストとなっている。
一方でこのカードは単に「のみ召喚する事ができる」と書いており、通常召喚のセットに対しての制限はないためこのような違いが生じている。

英語名の「Commando（コマンドー）」とは、突撃作戦用に編成され、他にも奇襲・後方撹乱・偵察等を行う特殊部隊、及びその隊員を指す軍事用語。
ちなみに、命令を意味する「Command（コマンド）」、司令官を意味する「Commander（コマンダー）」とは、語源から異なる別の単語である。
また、和訳の際になぜか「デス」が付いたカードは多いが、その先駆けとなったカードである。