《プレイング・マンティス/Praying Mantis》 †
効果モンスター
星4/風属性/昆虫族/攻1500/守1200
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分スタンバイフェイズに発動できる。
自分フィールドに「ベビーカマキリトークン」(昆虫族・風・星1・攻/守500)1体を特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手モンスターの攻撃宣言時、
自分の魔法&罠ゾーンのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
その相手モンスターを持ち主の手札に戻す。
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドに「ベビーカマキリトークン」1体を特殊召喚する。
PREMIUM PACK 2023で登場した風属性・昆虫族の下級モンスター。
自分スタンバイフェイズにベビーカマキリトークンを生成する誘発効果、相手の攻撃宣言時に魔法・罠カードをコストに相手モンスターをバウンスする誘発効果、自身を墓地コストにベビーカマキリトークンを生成する起動効果を持つ。
(1)の効果はトークン生成。
ノーコストかつ、生成したベビーカマキリトークンの使い道にも一切の制限はないが、自分のスタンバイフェイズという発動タイミングが難点。
相手の攻撃を抑制する(2)の効果があると言っても、ステータスの低い下級モンスターであるこのカードを往復1ターンの間維持するのは容易ではない。
リクルーターに対応するステータスを活かし《共鳴虫》や《ドラゴンフライ》などで相手ターンに特殊召喚すればこの効果を発動させやすいが、見返りとしてはそこまで大きいものではない。
積極的に狙うよりは、発動できる機会があれば御の字程度に捉えておくのが無難だろう。
(2)の効果は相手の攻撃モンスターのバウンス。
バウンスという破壊を介さない除去効果だが、こちらの効果も相手の攻撃宣言時のみと発動できるタイミングが狭く、さらに魔法・罠カード1枚という軽くはないコストもある。
装備カード状態の昆虫族を利用するのが最も無駄が少なく、【甲虫装機】でなくとも《甲虫装機 ピコファレーナ》などによって【昆虫族】は装備カード状態の昆虫族を準備しやすい。
特に《ジャイアント・メサイア》は同じく相手の攻撃宣言のタイミングで特殊召喚しながら装備カードを用意でき、このカードと合わせて2回分の除去を構える事ができるため相性がよい。
また《カブトロン》と異なりセットされたカードもコストにできるため、墓地効果を持つ罠カードなどをコストにしてしまうのもよいだろう。
ただしこの効果自体は相手にも丸見えであり、メインフェイズにこのカードが除去されてしまう事も考慮すると過信は難しく、どちらかというと牽制の役割が強い。
(3)は自身を墓地から除外してのトークン生成。
生成できるトークンは(1)の効果で生成できるものと同様のベビーカマキリトークンである。
自身をリンク素材にリンクモンスターをリンク召喚すれば、この効果でベビーカマキリトークンを並べてさらに上のリンク召喚に繋ぐ事も可能。
また、《共振虫》でデッキから直接墓地へ送る意味のある昆虫族は《ゴキポール》か《樹冠の甲帝ベアグラム》程度しか存在しなかったため、あちらからの展開要員として十分に選択肢に入る。
(1)(2)がいずれもやや癖が強い効果であり、最も汎用性が高いこの効果を目当てに運用するのが基本となるだろうか。
- カマキリは胸の前で前脚を静止させる姿勢を取るが、それが神に祈りをささげる姿に見える事から、英語で「praying mantis(祈る虫)」と呼ばれることがある。
このカード自身のカード名についてもこの名称そのものとなっているが、このモンスターは前脚を合わせるのではなく中脚を合わせて祈りのポーズを取った姿となっている。
- 作中では特に効果を使用するシーンが無く、効果テキストも記載されていない。
OCG化の際に、上記の《カマキリの卵鞘−エッグ・シェル−》を内蔵する形となった。
- コミックスの初期の版では、カード名が《ブレイング・マンティス》(1文字目が「ブ(BU)」)になっている。
関連カード †
―(1)の類似効果
―(3)の類似効果
収録パック等 †
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