《ミニマム・ガッツ/Mini-Guts》 †
通常魔法
自分フィールド上のモンスター1体をリリースし、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで0になる。
このターン、選択したモンスターが戦闘によって破壊され相手の墓地へ送られた時、
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
※エンドフェイズに適用終了となるカードに対するエラッタに伴い、テキスト内の「エンドフェイズ時」は「ターン終了時」と読み替えて使用する。
GALACTIC OVERLORDで登場した通常魔法。
自分フィールドのモンスター1体をリリースする事で相手モンスター1体の攻撃力を0にし、「そのモンスターが戦闘破壊され相手の墓地へ送られた場合元々の攻撃力分のダメージを相手に与える効果」を適用する効果を持つ。
たとえ《究極竜騎士》であっても攻撃力を0にしてしまえば下級モンスターでも戦闘破壊が可能となり、バーン効果も追加される。
攻撃するモンスターの攻撃力とこのカードの効果を受けたモンスターの元々の攻撃力の合計が相手のライフポイントを上回っていれば1ターンキルが成立する。
相手の切り札クラスを戦闘破壊できれば効果ダメージと戦闘ダメージを合わせて引導火力にもなり得る。
発動にはリリースが必要であるため2枚のディスアドバンテージとなり、戦闘を行うためにもう1体のモンスターが必要になる。
通常のデッキで下級モンスターを並べられるのならば、シンクロ召喚やエクシーズ召喚を行った方がカード消費が少なく返しのターンにも強い。
従ってこのカードを使用するのならば、トークン等のコストになるモンスターを簡単に用意できるデッキで使うか、あるいは発動ターンに仕留めきれるカードと組み合わせていきたい。
毎ターン低い攻撃力のスライムモンスタートークンを生成し、それを巧みに利用するコンセプトの【スライム増殖炉】では面白い働きが期待できる。
《下克上の首飾り》や《湿地草原》などでスライムモンスタートークンを強化することで、大きな戦闘ダメージと効果ダメージを両立できる。
《ドッペル・ウォリアー》はシンクロ召喚成功時にドッペル・トークンを生み出すため相性が良く、【ジャンクドッペル】や【ジャンク・ウォリアー】に採用してみるのも面白いだろう。
特に【ジャンク・ウォリアー】では、強化された《ジャンク・ウォリアー》にこのカードと《ラッシュ・ウォリアー》の効果を組み合わせれば、《スクラップ・フィスト》無しでも1ターンキルが発生しやすい。
その他、モンスターの蘇生に長けている【金華猫】や《鍵魔人ハミハミハミング》を使用する【魔人】、トークンを生成する《幻銃士》や《No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》を使用するデッキなどでも発動は容易である。
リリースの確保そのものに優れているわけでは無いが、戦闘破壊により効果ダメージを与えるというコンセプト自体が一致している【シザースバンカー】とはシナジーがある。
戦闘ダメージが倍加する《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》とも相性が良く、戦闘ダメージだけで5000にもなるため、相手モンスターの元々の攻撃力が3000以上ならば1ターンキルとなる。
【EM】はステータスに関わる効果を持つカードが多く、再利用しやすいペンデュラムモンスターをコストにすればディスアドバンテージも少なくなるので、採用してみるのも悪くは無いだろう。
発動ターンに勝負を決めるという観点では、《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》との相性は非常に良い。
元々の攻撃力が1900以上の相手モンスターに使用し、全てのダメージが通れば1ターンキルを達成できる。
(効果ダメージ1900、攻撃力が1900アップし、相手モンスターの攻撃力が0のため戦闘ダメージ2400+1900、《ミニマム・ガッツ》による効果ダメージ1900で1900+2400+1900+1900=8100)
ただし《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》を主に利用する【先史遺産】や【ガガガ】では攻撃力を変化させる手段を自前で用意しているため、わざわざこのカードを必要とするのかよく考えて採用したい。
変わったところでは、攻撃力を0にするので一部のレプティレスとのコンボが狙える。
《レプティレス・スポーン》等でリリースの確保も狙えるので、他の攻撃力0化カードよりも扱いやすいだろう。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:このカードの効果が適用されたモンスターが裏側表示になり、そのモンスターが戦闘で破壊され相手の墓地へ送られた時に、このカードの効果でダメージを与える事ができますか?
A:いいえ、できません。(12/02/23)
Q:このカードの効果でダメージを与える際にチェーンブロックは作られますか?
A:はい、作られます。(12/02/24)
Q:このカードの効果で攻撃力0のモンスターを選択して発動できますか?
A:はい、発動できます。(12/03/14)
Q:このカードの効果を受けたモンスターを《レプティレス・スキュラ》が戦闘破壊しました。
チェーン1:《ミニマム・ガッツ》、チェーン2:《レプティレス・スキュラ》とチェーンを組んだ場合、チェーン1の効果処理時にモンスターが墓地に存在しませんが《ミニマム・ガッツ》の効果は適用されますか?
A:ご質問の状況の場合、《レプティレス・スキュラ》の効果によって戦闘で破壊したモンスターが存在しない状態となりますので、《ミニマム・ガッツ》の効果は適用されません。(13/09/23)
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