《ミリス・レディエント/Milus Radiant》

効果モンスター
星1/地属性/獣族/攻 300/守 250
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
フィールド上に表側表示で存在する地属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、
風属性モンスターの攻撃力は400ポイントダウンする。

 Vol.6で登場した地属性獣族下級モンスター
 地属性攻撃力全体強化し、風属性攻撃力全体弱体化する永続効果を持つ。

 効果の性質上、単体では実質攻撃力800のモンスターとなる。
 地属性強化相手にも及ぶため、相手地属性を使ってくると強化が意味を成さない場合もある。
 【地属性】と遭遇した場合でも一応、《奈落の落とし穴》等の範囲が広がるというメリットにはなる。

 地属性のみのカテゴリや、サポートするモンスター地属性というパターンはかなり多い。
 《ナチュル・ビースト》などの攻撃力を補いたいモンスターを組み合わせるのも手だろう。
 類似カードと違いレベル1なので、《ワン・フォー・ワン》等に対応し、《地獄の暴走召喚》で並べやすい。
 【獣族】地属性が殆どのため有効活用しやすいが、《No.64 古狸三太夫》の素材にはできない。
 役割が似ている《ガイアパワー》と比べると、サーチ蘇生が容易な点で勝るものの、自身のステータスが低いので戦闘破壊されやすく場持ちが悪いのが欠点となる。

 風属性は他の属性とくらべると見かける機会が少なく、弱体化を活かせる場面は限られる。
 汎用性の高い風属性モンスターも、戦闘より展開や補助に特化したものが多く、《虚空海竜リヴァイエール》《ダイガスタ・エメラル》には《奈落の落とし穴》を回避されてしまうようになる。
 一応、【マジェスペクター】のような効果で対処しにくい風属性モンスターを擁するデッキには有効である。

  • カード名はアガサ・クリスティの「名探偵ポワロ」シリーズの登場人物の一人、「レディ・ミリセント」のアナグラムだろうか。
    伯爵令嬢を名乗っていたが、正体は宝石強盗だったという描写が、後述のDMシリーズのフレイバー・テキストの二面性の描写と類似している。
  • 英語名の「ミリス」を宝飾ブランドとして創業したスイスの高級時計ブランドの「MILUS」と訳している。
    「レディエント(Radiant)」は英語で「輝く」を意味する。
  • 中国名では見た目と「エント」という名前に引っ張れたのか「金毛終結犬」という名前となっている。
    おそらくは「金毛尋回犬(ゴールデンレトリバー)」を捩ったものか。
  • アニメ・原作において―
    アニメVRAINSの第51話では、鬼塚の回想シーンでこのカードが確認できる。
  • コナミのゲーム作品において―
    DMシリーズでは効果を持たないモンスターとして登場し、オリジナルのフレイバー・テキストが存在する。
    「表の姿は可愛らしいペット 裏の姿は残忍な猛獣」と記載されている。

関連カード

―自身と同じ属性モンスター攻撃力を500強化し、相反する属性モンスター攻撃力を400弱体化させる効果を持つモンスター《スーパースター》を参照

収録パック等


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