《メサイアの蟻地獄/Infinite Dismissal》 †
永続罠
フィールド上に表側表示で存在する全てのレベル3以下のモンスターは、
召喚・反転召喚したターンのエンドフェイズ時に破壊される。
Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−で登場した永続罠。
召喚・反転召喚されたレベル3以下のモンスターをそのターンのエンドフェイズに破壊する効果を持つ。
レベル3以下のモンスターを大量に召喚・反転召喚するデッキは少なく、大抵は特殊召喚が利用される。
《渋い忍者》や《カオスポッド》などのモンスターもいるが、リバース効果等によってこのカードが破壊されるリスクもある。
【メタビート】で相手の特殊召喚を継続的に封じる等の方法もあるが、レベル3以下が採用されているかどうかはそもそもデッキに依るところが大きい。
《デビリアン・ソング》や《聖なる輝き》等を併用すれば下級モンスターを封殺できるが、コンボ性が高い割にエンドフェイズの破壊と特殊召喚を封じるモンスターを戦闘破壊されてしまうリスクなどを考えると、永続罠を大量に使用するコンボとしては不安定である。
- 「メサイア/Messiah」はヘブライ語で「油を注がれた者」を意味する「Messiah」の英語読みであり、「神的な救済者」として一般には慣用仮名読みの「メシア」で知られている。
キリスト教においてイエスの事を表し、しばしば「救世主」とも訳される一方で、ユダヤ教に於けるメシアは、イスラエルを再建し世界に平和をもたらす者とされる。
- 効果やイラストと「メサイア」の関係性が全く見えないため、また宗教的な語を避けるためか、英語名は全く別の名前に変えられている。
直訳すると「無限の却下」となり、モンスターをフィールドに出さないというニュアンスになるのだろう。
- アニメではイラストの塗りが違い、またアイコンも描かれていなかった。
また、原作・アニメ共に「相手が攻撃を宣言すると同時に効力を発する」としか書かれていないが、実物の《六芒星の呪縛》に近い効果を持っていた。
- アニメGXにおいて、このカードと酷似した効果を持つ《サンド・ドゥードゥルバグ》が登場した。
こちらもアリジゴクのモンスターである。
- モンスターカプセルGBでは、《ビック・アント》の技として登場する。
技レベル2で使える通常攻撃である。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:攻撃を受けて表側表示になった《マシュマロン》等は、エンドフェイズに破壊されますか?
A:戦闘によるリバースは、反転召喚ではないので破壊されません。
Q:召喚されてからレベルが3に変動した場合、どう処理しますか?
また、逆に召喚した後で4になった場合、どう処理しますか?
A:3以外が3になった場合は、破壊されます。逆に、3が3以外になった場合は破壊されません。(08/11/02)
Q:この効果にチェーンブロックは作られますか?
A:はい、チェーンブロックは作られます。(16/03/24)
Q:レベル3以下のモンスターが同じターン中に複数体召喚・反転召喚された場合、一度の効果の発動でそのモンスターを全て破壊しますか?
A:はい、一度の効果処理で全てのモンスターを破壊します。
そのため対象をとらない効果として扱います。(10/09/09)
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