《ユベル−Das Abscheulich Ritter/Yubel - Terror Incarnate》 †
特殊召喚・効果モンスター
星11/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できず、「ユベル」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
(2):攻撃表示のこのカードが攻撃対象に選択された場合、そのダメージ計算前に発動する。
攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):自分エンドフェイズに発動する。
フィールドの他のモンスターを全て破壊する。
(4):表側表示のこのカードがフィールドから離れた時に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「ユベル−Das Extremer Traurig Drachen」1体を特殊召喚する。
PHANTOM DARKNESSで登場した闇属性・悪魔族の特殊召喚モンスター。
戦闘破壊されず自分への戦闘ダメージを0にする永続効果、攻撃表示で攻撃されたダメージ計算前に相手の攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを与える誘発効果、エンドフェイズにフィールドの他のモンスターを全て破壊する誘発効果、フィールドから離れた時に《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》を特殊召喚できる誘発効果を持つ。
ユベルの第二形態。
《ユベル》における(1)と(2)の耐性と反射効果はそのままに、(3)の自壊デメリットが消え、代わりに毎ターン強制発動する全体除去効果が追加されている。
自分のモンスターも巻き添えにするため、漠然と使ってもフィールドが膠着するだけなので、破壊をメリットに変える工夫が要求される。
例えば《ネフティスの鳳凰神》ならば、破壊されてもあちらの自己再生に繋げる事で魔法・罠カードもまとめて破壊可能になる。
《D−HERO デストロイフェニックスガイ》も同様に自己再生でき、あちらの効果でこのカードを破壊することで第三形態に繋げることもできる。
破壊耐性を持つアークネメシスの2体や斬機以外の効果を受けない《炎斬機ファイナルシグマ》なども有効である。
後者は《魔轟神獣ケルベラル》をコストに《七精の解門》で《ユベル》を蘇生することでシンクロ召喚できる。
(4)はフィールドを離れた場合に発動する、次形態である《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》を特殊召喚する効果。
前形態である《ユベル》と違い、破壊以外で除去されても特殊召喚できる。
ただし、「時」の任意効果であるため除去したカード次第ではタイミングを逃すケースが多々ある。
特に《強制脱出装置》などのフリーチェーン除去の場合、このカードの破壊効果にチェーンして発動されるだけでタイミングを逃してしまう。
同様に壊獣や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》などの場合もリリースの後に特殊召喚の処理が入りタイミングを逃す。
また、デッキ内では効果が発動しなくなるため、デッキバウンスを受けた場合は発動できない。
そのため、《トロイメア・ユニコーン》などは常に警戒しておきたい。
自主的に発動する場合、《ユベル》と違ってあくまでフィールドから離れなければいけない点にも注意。
《ユベル》が手札やデッキから破壊された場合でも効果を発動できるのに対し、こちらはフィールドに出さなければならない。
素材やアドバンス召喚のリリースにした場合もタイミングを逃して発動できないので、自分で活用する機会は限られる。
【ユベル】に除外やバウンスなどの除去は入れづらいため、破壊以外にも対応するという点についても、能動的に使う際には大したメリットになりにくい。
もっとも、フィールドのこのカードを自主的に破壊して後続を出すこと自体は《ユベル》と同様に主要な動きとして可能であり、大きく使い勝手が落ちるということはないだろう。
- カード名の後半はドイツ語で「忌まわしき騎士」という意味。
ただ、デザインに「騎士」の意匠はおろか人間型の面影すら無く、その姿は「双頭のドラゴン」である。
他のユベルと同じく、「Ritter」は男性名詞のため定冠詞は本来「der」になるが、中性名詞に対する定冠詞「das」が使用されている。
- 読み方は「ダス・アプシェリッヒ・リッター」であり、「b」と書かれているが「bu」ではなく「pu」である。
これもドイツ語の発音規則によるもの。
- 英語名は「具現化した恐怖」という意味で、「騎士」の要素がない。
- ドイツ語版は英語名を再翻訳した「Terrorinkarnation」とされ、日本語版のドイツ語とは異なる。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
(3)の効果について †
Q:《亜空間物質転送装置》でエンドフェイズまで除外した場合、モンスターを破壊する効果は発動しますか?
A:はい、します。(09/02/21)
Q:《ユベル−Das Abscheulich Ritter》のエンドフェイズ時の全体破壊効果は、このモンスターが1体になるまで何度も発動しますか?
A:《ユベル−Das Abscheulich Ritter》の、エンドフェイズ時に発動する効果は1度だけです。
従ってその後、例えば《速攻の黒い忍者》が除外から戻ってきた場合も破壊効果は発動しません。(08/06/07)
Q:全体破壊効果にチェーンして発動された《エネミーコントローラー》でこのカードがコントロール奪取された場合、どう処理しますか?
A:コントロール奪取されたこのカードは、破壊されません。(08/06/20)
Q:自分のフィールドに《ユベル−Das Abscheulich Ritter》が2体いる場合、エンドフェイズに自身以外を破壊する効果はどのように処理されますか?
A:エンドフェイズ時にまず《ユベル−Das Abscheulich Ritter》1体の効果が発動し、もう1体の《ユベル−Das Abscheulich Ritter》が破壊されます。
よって、効果を発動した《ユベル−Das Abscheulich Ritter》のみフィールドに残ります。(10/11/10)
(4)の効果について †
Q:このカードが《亜空間物質転送装置》で除外された時、《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》を特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(07/12/08)
Q:フィールドのこのカードがデッキに戻った時、《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》を特殊召喚できますか?
A:いいえ、その場合は特殊召喚する効果は発動できません。(07/12/08)
Q:自分が元々の持ち主であるこのカードが相手フィールドから離れた時、自分は《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》を特殊召喚できますか?
A:はい、その場合でも特殊召喚可能です。(07/11/25)
Q:《サクリファイス》等の効果で装備カードとなった時、《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》を特殊召喚できますか?
A:フィールドから離れていないので不可能です。(08/09/30)
Q:装備カードとなっているこのカードがフィールドから離れた時、《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》を特殊召喚できますか?
A:できます。(08/09/30)
Q:《宝玉の氾濫》で墓地へ送られた時、《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》を特殊召喚できますか?
A:タイミングを逃すため、できません。(12/03/02)
Q:《霞の谷のファルコン》の攻撃宣言時に、このカードを手札に戻した場合、《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》を特殊召喚する効果を発動する事ができますか?
A:はい、攻撃宣言時のタイミングにて、発動できます。(12/07/20)
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