《ヴァンパイア帝国/Vampire Kingdom》 †
フィールド魔法
フィールド上のアンデット族モンスターの攻撃力は
ダメージ計算時のみ500ポイントアップする。
また、1ターンに1度、相手のデッキからカードが墓地へ送られた時、
自分の手札・デッキから「ヴァンパイア」と名のついた
闇属性モンスター1体を墓地へ送り、
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
SHADOW SPECTERSで登場したフィールド魔法。
アンデット族の攻撃力をダメージ計算時のみ強化する効果、相手のデッキからカードが墓地へ送られた時に手札・デッキからヴァンパイアを墓地へ送る事でフィールドのカードを破壊する効果を持つ。
1つ目の効果は単純な種族限定全体強化。
ヴァンパイアはもちろん、《ゴブリンゾンビ》などの効果の発動を補助するのにも使える。
アンデット族は汎用性の高いモンスターが少なくデッキを選ぶので、相手を強化するリスクも小さく扱いやすい。
攻撃力が上昇するタイミングが限定されているので、《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》などの攻撃力変化のメタカードの影響も受けにくく、《威圧する魔眼》の発動がしづらくなる事もない。
逆にウイルスとはコンボできなくなっている。
2つ目の効果は、《ヴァンパイア・ロード》等のデッキ破壊効果に除去を追加し、さらに墓地を肥やす事もできるので、メリットは多い。
《ヴァンパイア・ソーサラー》を速やかに墓地へ送る事ができるのは非常に優秀である。
《ヴァンパイア・グレイス》は起動効果で除去が行えるカードへと化ける。
相手ターンでもデッキからカードが墓地へ送られれば破壊効果を使える為、《Vain−裏切りの嘲笑》・《二者一両損》・《墓守の使い魔》とコンボができる。
特に《墓守の使い魔》は、相手が攻撃宣言した場合に攻撃モンスターを破壊できるので、攻撃を抑止できる。
ただし、手札・デッキのヴァンパイアが無いと効果を使えないため、ヴァンパイアの枚数に気を配る必要がある。
また、どのような方法で墓地へ送られた場合でも発動できるため、相手に対するメタになり得る。
特に様々な行動がトリガーになる【ライトロード】にとっては極めて厄介な効果である。
欠点として、強制効果であるため自分のカードを破壊してしまうリスクがある。
場合によっては、《ヴァンパイア・シフト》の発動を助けるためにこのカードを破壊する、という選択肢もある。
- 英語名では「Empire(帝国)」ではなく「Kingdom(王国)」になっている。
- イラストでは、夜のヨーロッパの家々と城が描かれている。
一見してありふれた西洋の町並みだが、 実はこれがヴァンパイアたちの巣窟だった、ということだろうか。
中央に描かれている城は、アニメGXでカミューラが使用したフィールド魔法《不死の王国−ヘルヴァニア》の城にそっくりである。
- 原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vの第3話においてアクションフィールドの選択画面にあった1枚。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:攻撃力がアップする効果はチェーンブロックが作られますか?
A:いいえ、作られません。(13/08/01)
Q:このカードの破壊効果は強制効果ですか?
A:強制効果です。
したがってデッキにヴァンパイアがない場合も発動し、この場合墓地へ送る処理も破壊の処理も行いません。(13/08/11)
なおこの際、「デッキにヴァンパイアが存在しない」事をどのように確認するかについては、まずはプレイヤー同士で話し合い、解決できない場合はジャッジの判断を仰いでください。(16/06/19)
Q:手札・デッキの「ヴァンパイア」と名のついた闇属性モンスターを墓地へ送り、カードを破壊する効果はチェーンブロックが作られますか?
A:はい、作られます。(13/08/01)
Q:相手が《カードガンナー》の効果を発動した時、このカードはいつ発動しますか?
A:《カードガンナー》から始まる一連の効果処理の後、改めてチェーンブロックを作り発動します。(13/08/11)
Q:《マクロコスモス》がフィールドに存在する時にこのカードの効果でデッキから「ヴァンパイア」と名のついた闇属性モンスターを墓地へ送る代わりに除外された場合、破壊する効果は適用されますか?
A:いいえ、適用されません。(13/09/05)
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