《ヴィクトリー・ドラゴン/Victory Dragon》 †
効果モンスター(禁止カード)
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守3000
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールド上のドラゴン族モンスター3体を生け贄にして生け贄召喚しなければならない。
このカードの直接攻撃によって相手ライフを0にした場合、このカードのコントローラーはマッチに勝利する。
※テキスト中の「生け贄」・「生け贄召喚」はそれぞれ「リリース」・「アドバンス召喚」を指す。
LIMITED EDITION 5で登場した闇属性・ドラゴン族の最上級モンスター。
特殊召喚できず、自分のドラゴン族3体をリリースする召喚条件、自身の直接攻撃でデュエルに勝利した場合にマッチキルを行う効果外テキストを持つ。
使用可能なカードとして登場した、唯一のマッチキルに関するテキストを持つカードである。
特殊召喚が不可能なばかりか、3体ものドラゴン族モンスターをリリースする必要があり、運用が難しい。
その上マッチキルを成立させる条件が「直接攻撃で相手のライフポイントを0にする」であるため、モンスターを確実に排除するか、直接攻撃効果を付与しなければならない。
すなわち、このカードがなくても勝てるようフィールドを掌握しておく必要がある。
しかし、逆に言えばそれさえできていれば、マッチキルを行うテキストによりそのままマッチ自体に勝利できてしまう。
このカードによるマッチキルに特化すれば無理な動きをせずに狙うことは充分可能であり、マッチキルしか狙わないのであれば2本先取のところを最初からデュエルに1勝しているに実質的に等しい。
このカードを通す手段として地雷気味に環境デッキで対応しづらいデッキを組むのが有効で、通常はそういったデッキはサイドデッキからメタカードを投入されることに弱いが、このカードはそれを許さない。
相手はこのカードに対抗するためにメインデッキからそのようなメタカードを採用してデッキパワーを落とすか、対抗を諦めるかを迫られることになり、環境への影響も極めて大きい。
マッチ戦では多大な脅威となるモンスターだが、シングル戦では単に重い通常モンスター同然の扱いとなり、採用する意味が全くなくなってしまう。
また、2024年には同レベル・同種族でこちらよりステータスが高いマッチキルモンスターの《Dragon of Illumination, Sanctuary's Shield》が登場しており、属性サポートで差別化しない限りは運用上は下位互換となった。
- 原作・アニメにおいて―
アニメ版DMで、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中にこのカードが入っていた。
- アニメGXにおいては万丈目長作が見せた所持カードの中の1枚、第17話でドローの修行をする大山が流れる滝から引き当てた1枚として登場している。
- カードとしては登場しているものの、デュエルでは使用されていない。
それどころか、原作・アニメ通してマッチ戦のルールでデュエルが行われた事自体が皆無である。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:効果分類は何ですか?
A:「特殊召喚できず、ドラゴン族を生け贄にしなければ生け贄召喚できない」というテキストは効果として扱いません。→効果外テキスト
「マッチに勝利する」テキストもモンスター効果ではなく、デュエルに勝利するための条件であり、モンスター効果としては扱いません。→効果外テキスト
Q:《DNA改造手術》や《竜の血族》でドラゴン族にした《ダブルコストン》を2体分のリリースとして使用できますか?
A:はい、2体分のリリースとして使用できます。
Tag: 《ヴィクトリー・ドラゴン》 効果モンスター モンスター 星8 闇属性 ドラゴン族 攻2400 守3000 特殊召喚不可