《ヴェンデット・バスタード/Vendread Battlelord》 †
儀式・効果モンスター
星7/闇属性/アンデット族/攻2700/守 0
「ヴェンデット」儀式魔法カードにより降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から「ヴェンデット」カード1枚を除外し、
カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
このターン、相手は宣言した種類のカードの効果を発動できない。
(2):儀式召喚したこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから儀式モンスター1体を手札に加え、
デッキから「ヴェンデット」モンスター1体を墓地へ送る。
EXTRA PACK 2018で登場した闇属性・アンデット族の儀式モンスター。
墓地のヴェンデットカードをコストに宣言したカードの種類の相手の発動を1ターンの間封じる起動効果、儀式モンスターをサーチした上でヴェンデットモンスターを墓地へ送る誘発効果を持つ。
(1)は宣言したカードの種類の相手の発動を1ターンの間封じる効果。
封じられるのは相手だけなので、この効果を発動できればその後の行動が安全に行える。
ただ、このカードの儀式召喚及び効果の発動自体が妨害される恐れはある。
また、ヴェンデットカードしか除外できないので不知火とのコンボは不可能。
(2)は《リヴェンデット・スレイヤー》の(2)の効果と類似した効果。
こちらはサーチするのが儀式モンスターとなっている。
- 日本語名に用いられている「バスタード(Bastard)」とは、本来「非嫡出児」を指す英単語。
しかし、これは古い英語であり、なおかつとても失礼な表現であるため、現在上記の意味でBastardが使われることはほぼない。
その他には、「雑種」「偽物」という意味があり、後述のマスターデュエルでの設定を踏まえるとこのカードの場合は「雑種」の意味合いで使われていると思われる。
また、スラングとしてのBastardには「いやなやつ」という意味があり、今日ではこのスラングとしてのBastardがよく知られている。
- なお、Bastardは上述にもあるように基本的にネガティブな意味を持つ単語であり、相手に少なからず不快感を与える言葉なので、英語圏では使用を避けられることがほとんどである。
英語名では「Battle/戦い」「lord/主人、支配者」を繋げた名前となっている。
- 史実では「バスタードソード」と呼ばれる実在の武器も存在する。
こちらは「盾と併用して片手剣にも、威力重視で両手剣としても使える」という意図で生み出されたもので、「雑種」の意味合いから来るネーミングであろう。
ただ、器用貧乏な性能となりがちで「中途半端」という意味合いも強かった様だ。
また、日本国内のファンタジー作品ではこのバスタードソードと「バスターソード(破壊者の剣)」というネーミングの武器が誤用・混同されているものもあり、「アンデット族」や《ナイト・リザード》等の誤用が見られる遊戯王OCGの歴史を鑑みるとこのカードもその範疇であるのかも知れない。
関連カード †
―《ヴェンデット・バスタード》の姿が見られるカード
収録パック等 †
Tag: 《ヴェンデット・バスタード》 モンスター 効果モンスター 儀式モンスター 星7 闇属性 アンデット族 攻2700 守0 ヴェンデット