《骸の魔妖−夜叉/Yasha, the Skeletal Mayakashi》 †
効果モンスター
星5/闇属性/アンデット族/攻2000/守 0
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカード以外の「魔妖」モンスター1体を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズで登場した闇属性・アンデット族の上級モンスター。
手札の魔妖を捨てることで自身を特殊召喚する起動効果、自分のエクストラデッキからの特殊召喚を魔妖に限定する永続効果を持つ。
上級モンスターだが自身を特殊召喚する効果を持つ。
手札コストとして《毒の魔妖−束脛》・《麗の魔妖−妲姫》を墓地へ送ることで自己再生にもつなげられる。
しかし、上記の役割は《THE トリッキー》でもできてしまう。
あちらは手札コストも緩く、特殊召喚を制限するデメリットを持たないため、幅広いモンスターへと繋げることができる。
ステータスや種族はサポートが豊富で《冥界騎士トリスタン》によるサルベージや《アンデット・ネクロナイズ》のトリガーなどに対応するが、いずれにしてもライバルが多い。
ヴァンパイアとは各種サポートカードを共有できるが、(2)の効果によりエクシーズ素材に使う事はできない。
《魔妖廻天》に対応するとはいえ、単体でシンクロ召喚も狙える《翼の魔妖−波旬》や《轍の魔妖−俥夫》と比較してコストも必要なこのカードを優先したい状況は少なく、魔妖を軸としたデッキでも採用は一考を要する。
- 対応するシンクロモンスターが《骸の魔妖−餓者髑髏》であることを踏まえると、カード名の由来は「滝夜叉姫」だと思われる。
ただ、滝夜叉姫が女性であるのに対し、このモンスターはスキンヘッドの大男である。
「夜叉」の名前を冠する妖怪・豪傑も多く存在するため、見た目はまた別のモチーフに由来するとも考えられる。
単体としての「夜叉」については《夜叉》を参照。
- 滝夜叉姫は平将門の娘とされる伝説上の妖術使い。
天慶の乱にて一族を滅ぼされ無念の日々を送っていた彼女は、貴船明神の荒御霊により妖術を授けられ、この妖術を使って天下をくつがえそうとしたという。
平安時代中期の尼僧で、平将門の三女とされる如蔵尼がモデルであるという説が一般的。
- 「滝夜叉姫が妖術を使って天下をくつがえそうとする物語」を定着させたのは、山東京伝の読本『善知鳥安方忠義伝』とされる。
歌川国芳の浮世絵『相馬の古内裏』はこの読本を題材にした作品であり、浮世絵には滝夜叉姫と彼女が呼び出した骸骨の妖怪、妖怪と戦う大宅太郎光圀らが描かれている。
上記の「滝夜叉姫が呼び出した骸骨の妖怪」は、のちに創作された妖怪「がしゃどくろ」と結びつけられるようになった。
関連カード †
―《骸の魔妖−夜叉》の姿が見られるカード
収録パック等 †
Tag: 《骸の魔妖−夜叉》 効果モンスター モンスター 星5 闇属性 アンデット族 攻2000 守0 魔妖