喜劇(きげき)のデスピアン/Despian Comedy》

効果モンスター
星1/闇属性/天使族/攻   0/守2000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「デスピア」カードを対象とする
魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの融合モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

 DAWN OF MAJESTYで登場した闇属性天使族下級モンスター
 フィールドデスピアカード相手効果の対象になった場合にこのカード手札から捨てその効果無効にする誘発即時効果フィールド融合モンスターリリース墓地から自己再生する誘発即時効果を持つ。

 (1)はデスピアカード対象をとる効果無効にする効果
 デスピアモンスター対象をとる効果から守ることができ、場持ちを向上できるほか、戦術の要である《烙印劇城デスピア》への妨害にも対処が可能。
 特に除去されるとディスアドバンテージの大きい融合モンスターを守りたい。

 (2)は融合モンスターリリースしての自己再生
 このカード自体はフィールドではなんの効果も持たないため、融合モンスターリリースした分基本的に戦力は減ってしまう。
 フリーチェーンであることを活かして、苦手なバウンスなどをサクリファイス・エスケープするような使い方が基本となるか。
 《烙印劇城デスピア》があればその後このカード除去されても、リリースした融合モンスターを再び蘇生できる。

  • 喜劇(きげき)」は「人を笑わせる・喜ばせるための劇」であり、今日では「コメディ/comedy」と呼ばれる。
  • 《悲劇のデスピアン》と合わせて「喜劇と悲劇の仮面」・「ソックとバスキン」がモチーフだろう。
    「喜劇と悲劇の仮面」はそれぞれギリシャ神話に登場する喜劇のミューズ・タリアと悲劇のミューズ・メルポメネの象徴である。
    「ソックとバスキン/Sock and Buskin」とは古代ギリシャにおいて喜劇俳優が「ソック/Sock(ソッカス/Soccus)」(靴下やスリッパに似た薄手の履物)を、悲劇俳優が「バスキン/Buskin(コトルノス/Kothornos)」(前半分が開いていて紐で閉じる革靴)を履いていたことが由来である。
    「ソックとバスキン」も喜劇と悲劇の象徴として扱われていて、「喜劇と悲劇の仮面」に対する呼称としても使われることもある。
    このカードイラストの上部(頭部?)の刃の部分に喜劇の仮面の意匠が描かれており、ソックを連想させる刺す形状の刃も見られる。

関連カード

―《喜劇のデスピアン》の姿が見られるカード

収録パック等


Tag: 《喜劇のデスピアン》 モンスター 効果モンスター 星1 闇属性 天使族 攻0 守2000 デスピア

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