《狂愛の竜娘アイザ/Aiza the Dragoness of Deranged Devotion》 †
効果モンスター
星4/炎属性/ドラゴン族/攻1500/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスター1体に狂愛カウンターを1つ置く。
狂愛カウンターが置かれているモンスターは融合・S・X・L召喚の素材にできない。
(2):狂愛カウンターが置かれている相手モンスターとこのカードが戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターを破壊し、お互いにその元々の攻撃力分のダメージを受ける。
このカードはそのバトルフェイズ終了時に破壊される。
WORLD PREMIERE PACK 2024で登場した炎属性・ドラゴン族の下級モンスター。
特殊召喚に成功した場合、相手表側表示モンスター1体に狂愛カウンターを置き、置かれたモンスターは融合・シンクロ・エクシーズ・リンク召喚の素材にできなくなる誘発効果、狂愛カウンターが置かれているモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時、そのモンスターを破壊し、元々の攻撃力分のバーンをお互いに受け、エンドステップこのカードを破壊する誘発効果を持つ。
(1)(2)どちらの効果も自身による狂愛カウンターを起点とするため、自己特殊召喚能力をもたないこのカードを特殊召喚する手段が別途必要。
《天盃龍ファドラ》および《天盃龍チュンドラ》は同じ炎属性・ドラゴン族なので取り入れやすいだろう。
《天球の聖刻印》であればフリーチェーンでリクルートできるため、後述の(1)を相手ターン中の妨害として用いる場合などに使いやすい。
(1)は相手表側表示モンスター1体に狂愛カウンターを置く効果。
狂愛カウンターの乗っているモンスターはその間融合素材、シンクロ素材・エクシーズ素材・リンク素材としては使用できなくなる。
このカードを相手ターンに特殊召喚する場合、置くモンスターによっては相手の行動を完全に停止させられる場合があり、うまく使えばかなりの拘束力を発揮できる。
具体的には、【スネークアイ】における《リンクリボー》や《蛇眼の炎燐》、【レッド・デーモン】におけるリゾネーターおよび《レッド・ライジング・ドラゴン》、【サイバース族】における《スプラッシュ・メイジ》等がそれにあたり、使えるリソースの少ない序盤の段階でこれらを素材にできなくすれば大幅なテンポ・アドバンテージの獲得につながる。
それ以外にも、相手に押し付けた《夢幻崩界イヴリース》に狂愛カウンターを載せることで、《夢幻崩界イヴリース》の発生させる制約を解除できなくするコンボも可能。
現在のところ、特殊召喚をリンク召喚「のみ」に限定されて尚行動できるデッキは存在しない為、決まれば特殊召喚を扱う全デッキの動きが停止する事になる。
【シンクロ召喚】系列に多い、相手ターンでの行動を主とするデッキにもある程度の悪影響をもたらせるが、そうしたカードの多くはフリーチェーンでシンクロ召喚等を行えるため、この効果自体にチェーンされることで逃げられる可能性が高い。
また、狂愛カウンターは後述の(2)の起点でもある。
自分ターンの攻めの段階では、(2)でライフポイントとモンスターを削ることを目的に、リンク素材等にされなさそうな大型モンスターを狙うのも手である。
(2)は狂愛カウンターを置いたモンスターとの戦闘時、そのモンスターを破壊しバーンを行う効果。
戦闘を介するとはいえ、妨害されにくいダメージステップ中での破壊が可能。
自分ターンなら大型モンスターに狂愛カウンターを置く事も狙いやすいため、その後のバーンも大きくなりやすい。
ただし処理の順番の関係上、効果破壊ができて初めてダメージが発生する仕様のため、《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》等のように効果破壊耐性があると破壊もバーンも行えないのが弱点。
《L・G・D》や《CNo.62 超銀河眼の光子龍皇》のような超大型モンスターは大抵何かしらの耐性を所持、ないしは付与されていることが多いため、バーンの期待値は3000未満と見たほうがいいだろう。
幸い、どちらも対象をとらない効果なので、対象耐性だけのモンスターならば破壊とバーンで突破できる。
なお(2)は守備表示のこのカードに相手モンスターが攻撃した場合でも発動でき、尚且つ任意効果である。
従って、送りつけた《夢幻崩界イヴリース》に狂愛カウンターを乗せて特殊召喚を封じた場合、守備表示のこのカードに攻撃してきても(2)を発動しなければロックは維持される。
- 人間の少女のような姿でありながら炎属性・ドラゴン族である事、「狂愛」というカード名、両手に鎖のついた吊り鐘のようなものを持っている事を踏まえると、モデルは安珍・清姫伝説に登場する女性「清姫」だと思われる。
宿屋の娘の清姫は旅の僧侶である安珍に恋をするも、安珍は僧侶ゆえに女性と関係を持つわけにはいかず、後で会いに来ると嘘をついてそのまま去ってしまい、それに気付いた清姫は嘘をつかれた怒りと恋慕で巨大な龍蛇と化してしまう。
最終的に清姫は吊り鐘に隠れた安珍をそのまま焼き殺し、自身も入水して自ら命を絶った。
関連カード †
収録パック等 †
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