遊戯王カードWiki - 《幻獣機ブルーインパラス》

《幻獣機(げんじゅうき)ブルーインパラス/Mecha Phantom Beast Blue Impala》 †

チューナー（効果モンスター）
星３/風属性/機械族/攻1400/守1100
このカードをシンクロ素材とする場合、機械族モンスターのシンクロ召喚にしか使用できず、
他のシンクロ素材モンスターは自分の手札・フィールド上の「幻獣機」と名のついたモンスターでなければならない。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
「幻獣機トークン」（機械族・風・星３・攻／守０）１体を特殊召喚する。

　JUDGMENT OF THE LIGHTで登場した風属性・機械族の下級モンスターのチューナー。
　幻獣機共通の永続効果、手札をシンクロ素材にできるがシンクロ素材とシンクロ召喚先が制限される効果外テキスト、墓地の自身を除外して幻獣機トークンを生成する起動効果を持つ。

　その制約から機械族専用のチューナーであり、シンクロ素材は全て幻獣機を使用しなくてはならない。
　シンクロ素材には手札の幻獣機も使用できるが、類似する他のチューナーに比べると、手札・フィールドどちらでもよく、その枚数も指定しない。
　また、幻獣機トークンも使用できるため、シンクロ召喚自体は非常に容易に行うことができる。

　選択肢としては幻獣機や幻獣機トークン１体のみでシンクロ召喚できるレベル６、レベル７のシンクロ召喚が最も狙いやすい。
　特にレベル７は種類が豊富であり、魔法・罠カードを無効化できる《Ｆ.Ａ.ライトニングマスター》や装備魔法をサーチできる《パワー・ツール・ドラゴン》が利用できる。
　《カラクリ将軍無零》はリクルート先のカラクリを採用する必要はあるが、このカードを起点にモンスターを展開できるようになる。
　他にもシンクロ素材に特殊な組み合わせを要求するが、比較的除去性能の高い《水晶機巧－グリオンガンド》や、環境によっては《Ａ・Ｏ・Ｊディサイシブ・アームズ》なども選択肢に入るだろう。
　それ以外のシンクロモンスターは後述の組み合わせの例と共に【幻獣機】や機械族のページも参照してもらいたい。

　後半の効果は自身を墓地から除外して幻獣機トークンを生成できるというもの。
　一見して使いやすそうに見えるが、発動条件として自分と相手フィールドを参照しなくてはならないなど、やや使い勝手に難があると言える。
　その状況下では大抵は相手がモンスターを展開し、こちらが劣勢の場合にようやく発動できるといったものとなるだろう。
　また、その発動タイミングから《緊急発進》との相性は良い一方で、《幻獣機メガラプター》のトークン生成との効果とは相性が悪い。

　幻獣機チューナーにはより緩い条件で幻獣機トークンを生成できる《幻獣機オライオン》も存在するため、基本はシンクロ召喚の効果をメインの運用として差別化したい。
　一方で《幻獣機ウォーブラン》も効果は機械族シンクロモンスターに関連する効果を持つため、ある程度制約によるデメリットを共有できると言える。

シンクロ召喚・シンクロ素材に関する制約は効果外テキストであるため、《スキルドレイン》などでは無効にならない。
《クレーンクレーン》で蘇生した場合も、このカードとあちらでシンクロ召喚することは不可能。

現在、このカードとレベル３幻獣機または幻獣機トークン１体をシンクロ素材にシンクロ召喚できるレベル６シンクロモンスターは《甲化鎧骨格》・《ＨＳＲ魔剣ダーマ》・《コンバット・ホイール》の３体。
また、レベル７の幻獣機１体のみと組み合わせた場合にシンクロ召喚できるレベル10シンクロモンスターは《ブンボーグ・ジェット》のみである。

レベル８に至っては非チューナーのレベル５幻獣機を要求され、そのままではシンクロ召喚すらできない。
同様にレベル11は現在《ＨＳＲ／ＣＷライダー》のみが該当するものの、あちらは非チューナーのレベル８幻獣機シンクロモンスターが必要であるなど、やはりシンクロ召喚が不可能。
《スター・ブラスト》などでレベルを調整してようやくシンクロ召喚が可能になる。

デザインのモチーフは、航空自衛隊の曲技（アクロバット）飛行隊「ブルーインパルス(Blue Impulse)」（正式名称は「航空自衛隊第４航空団第11飛行隊」）であろう。
僚機との同調を求められるアクロバット飛行隊としての能力は、チューナーとしての効果にもマッチしていると言える。
現在の使用機種は国産の川崎重工業製Ｔ-４高等練習機であり、イラストでもそれがモチーフとして描かれているようである。
一般からの知名度と人気も高く、宮城県松島基地を本拠地として、全国各地の航空祭で華やかな展示飛行を披露している。