遊戯王カードWiki - 《幻獣機メガラプター》

《幻獣機(げんじゅうき)メガラプター/Mecha Phantom Beast Megaraptor》 †

効果モンスター
星４/風属性/機械族/攻1900/守1000
自分フィールド上にトークンが特殊召喚された時、
「幻獣機トークン」（機械族・風・星３・攻／守０）１体を特殊召喚する。
「幻獣機メガラプター」のこの効果は１ターンに１度しか使用できない。
このカードのレベルは自分フィールド上の「幻獣機トークン」のレベルの合計分だけ上がる。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、１ターンに１度、トークン１体をリリースして発動できる。
デッキから「幻獣機」と名のついたモンスター１体を手札に加える。

　LORD OF THE TACHYON GALAXYで登場した風属性・機械族の下級モンスター。
　幻獣機共通の永続効果に加え、トークン特殊召喚時に幻獣機トークンを生成する誘発効果と、幻獣機をサーチする起動効果を持つ。

　下級機械族では高めの攻撃力とサーチ効果を合わせ持ち、【幻獣機】なら《幻獣機テザーウルフ》に次いで主力アタッカーになれる。
　幻獣機の１枚だが、効果自体は【幻獣機】に限らずトークンを使用するデッキならば適用できるのも心強い。
　幻獣機トークンの生成効果は他のトークンの特殊召喚をトリガーとするため、基本的には他の幻獣機との併用が前提になる。
　特殊召喚に必要なトークンは幻獣機トークン以外でも良いため、《デビルズ・サンクチュアリ》等も併用できる。
　相手ターンにも特殊召喚できるため、《空中補給》等のフリーチェーンもトリガーにしやすい。

　幻獣機をサーチする効果はトークンをコストとするものの、自身の効果によるトークンとそのトリガーとなったトークンをコストに使える。
　トークンが２体以上いる状況が多いためリリースしても耐性を失いにくく、《幻獣機テザーウルフ》をサーチして次のターンに召喚すればそのモンスター効果でトークンを更に補充できる。
　幻獣機トークンがいる状態でレベル４の幻獣機をサーチすればランク７、幻獣機トークンが２体いるならランク10のエクシーズ召喚も狙える。

幻獣機トークンの生成は強制発動の誘発効果であり、モンスターゾーンが埋まっている状態でも強制発動する。
不発でも１ターンに１度の回数制限に含まれてしまう。

無限ループ防止のためか、同名カードで１ターンに１度しか効果を使用できない。
なお、ダメージステップでも問題なく発動できる。

すべての種族の中でも特に数の多い機械族だが、元々の攻撃力が1900の下級機械族はこのカードが初である。
それ以前のデメリットの無い下級機械族で、元々の攻撃力の最高値は《メカ・ハンター》の1850だった。

デザインのモチーフはアメリカ空軍のステルス戦闘機「F-22 ラプター(Raptor)」と思われるが、ステルス戦闘機最大の特徴である垂直尾翼の傾斜が非常に小さく描かれている。
そのため、形状は同じアメリカ製の非ステルス機「F-15 イーグル(Eagle)」や「F-14 トムキャット(Tomcat)」の方が似ている。
下級アタッカーの水準値である高攻撃力は、「世界最強の戦闘機」と評される事も多いモチーフに相応しいと言えるだろう。
また、戦闘機は作戦上常に編隊を組んで行動するが、このカードのトークン生成及びサーチ効果はそれを元にしているのかもしれない。

カード名は上記の「F-22 ラプター」と「メガラプトル」を掛けたものか。
「メガラプトル」は前脚に巨大な鉤爪を持つ肉食恐竜であり、白亜紀後期のアルゼンチンに生息していたとされる。
このカードのイラストも戦闘機に恐竜の頭部がついたようなデザインであり、翼には鍵爪のような部分が見られる。
- ちなみに、「ラプター(Raptor)」は鳥類の一種である猛禽類を意味する。
  またラテン語では「略奪者」や「泥棒」を意味し、「ラプトル」表記として恐竜の名前によく使われている。