遊戯王カードWiki - 《荒魂》

《荒魂(アラタマ)/Aratama》 †

スピリット・効果モンスター
星４/闇属性/悪魔族/攻 800/守1800
このカードは特殊召喚できない。
(1)：このカードが召喚・リバースした時に発動できる。
デッキから「荒魂」以外のスピリットモンスター１体を手札に加える。
(2)：このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを手札に戻す。

　SHADOW SPECTERSで登場した闇属性・悪魔族の下級スピリットモンスター。
　スピリットモンスター共通の召喚条件・誘発効果と、召喚・リバースした時にスピリットモンスター１体をサーチする誘発効果を持つ。

　召喚するだけで１枚のアドバンテージを獲得でき、しかも手札に戻るので毎ターンサーチが可能。
　【スピリット】ではそれぞれのデッキの核となるスピリットモンスターを自在にサーチできる。
　投入するスピリットモンスターの枚数を抑えても安定してスピリットモンスターを引き込めるため、防御カード等をより多く採用できるようになる。

　欠点は、このカードに召喚権を使用してしまう関係上、多くの場合サーチしたスピリットの展開にはターンを跨ぐ必要がある点。
　対応先は限られるが、自身の効果で自己展開できるスピリットをサーチすればタイムラグについては解消できる。
　《幸魂》・《木花咲弥》・《大和神》等が該当し、特に《幸魂》は「○○以外は特殊召喚できない」という制約を掻い潜ってランク４やリンク２に繋げられるため出張採用も検討できる。
　なお、《大和神》はスピリットの墓地コストが求められるが、このカードを《転生炎獣アルミラージ》のリンク素材にすれば、コストも用立てできる。
　その他、《プルーフ・プルフラス》と併用すればサーチ先が最上級モンスターであってもアドバンス召喚できる。

毎ターン安定して使えるため、各種コストを確保するのに使用しても良い。
《阿修羅》・《夜叉》等の天使族なら《神光の宣告者》、《火之迦具土》なら《トレード・イン》、《八俣大蛇》なら《七星の宝刀》を補助できる。

2023年5月に行われた公式大会「YCSJ TOKYO 2023」の決勝戦では、サイバース族ではないこのカードを《スプラッシュ・メイジ》のリンク素材に使うミスが見られた。
ただし、これを行ったプレイヤーのエクストラデッキには《転生炎獣アルミラージ》が投入されていたので、あちらを経由すれば同じ流れでデュエルを進められた。

「荒魂（あらたま、あらみたま）」とは、日本の神々が持つ荒々しく暴力的な側面のこと。
神々の慈悲深く恩恵をもたらす側面である和魂とは対を成し、全ての神々はこの両方の側面を持つとされる。
自然が時として災害を引き起こして人を苦しめ、時として豊穣をもたらして人を助けるのは、この二面性によるものである。
- このカードは属性・種族が《和魂》と真逆になっている。

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