遊戯王カードWiki - 《七皇昇格》

《七皇昇格(セブンス・アセンション)/Seventh Ascension》 †

通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：デッキから以下のカードの内いずれか１枚を選び、手札に加えるかデッキの一番上に置く。
●「七皇昇格」以外の「セブンス」魔法・罠カード
●「バリアンズ」魔法・罠カード
●「ＲＵＭ」速攻魔法カード
(2)：ＥＸデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、
墓地のこのカードを除外し、手札から「ＲＵＭ」魔法カード１枚を墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。

　デュエリストパック－深淵のデュエリスト編－で登場した通常魔法。
　同名カード以外のセブンス・バリアンズ魔法・罠カードおよびＲＵＭ速攻魔法をサーチするかデッキトップに置く効果、エクストラデッキから特殊召喚された相手モンスターが存在する場合に自身を除外し、手札コストにしたＲＵＭの効果をコピーする効果を持つ。

　(1)は特定カテゴリのカードをサーチまたはデッキトップに置く効果。
　基本はディスアドバンテージにならないサーチだが、発動条件に「通常のドローでドローした場合」を指定する《バリアンズ・カオス・ドロー》・《ＲＵＭ－七皇の剣》を選ぶ場合は後者を選択する事となる。
　ただし、エクストラデッキから特殊召喚された相手モンスターが存在する場合は、《ＲＵＭ－七皇の剣》をサーチして(2)で発動した方がタイムラグが無くて済む。

　サーチ先の中でもＲＵＭは速攻魔法とバリアンズに跨るため数が豊富であり、これを目当てにした採用も検討できる。
　特に【ＲＲ】は《ＲＵＭ－デス・ダブル・フォース》・《ＲＵＭ－ファントム・フォース》・《ＲＵＭ－ラプターズ・フォース》・《ＲＵＭ－レヴォリューション・フォース》と選択肢が多い。
　その他、【幻影騎士団】における《ＲＵＭ－幻影騎士団ラウンチ》・《ＲＵＭ－ファントム・フォース》、【サイファー】における《ＲＵＭ－光波昇華》が存在する。
　Ｎｏ.を中心としたデッキでは《ＲＵＭ－クイック・カオス》・《ＲＵＭ－バリアンズ・フォース》・《ＲＵＭ－リミテッド・バリアンズ・フォース》が採用候補となる。
　モンスターの戦闘破壊が生じる場面では、一気にＣＮｏ.を特殊召喚可能な《七皇覚醒》も候補となり、展開先次第では後続のカードもサーチできる。

　(2)は手札コストにしたＲＵＭの効果のコピー。
　(1)とは異なりこちらは通常魔法のＲＵＭもコピー可能。
　そのまま使えるならこの効果は必要ないので、発動条件のあるものや発動コストのある物をコピーする事になる。
　やや限定的ではあるが、《召喚獣メルカバー》等のカードの発動のみ無効にできる効果をすり抜けてＲＵＭを適用することもできるのは利点。
　ただし、発動条件があるので、先攻１ターン目では使いにくく、相手のデッキによっては発動機会が訪れない事も起こり得る。

　最も有用なコピー元は、手札に来て腐ってしまった《ＲＵＭ－七皇の剣》になるだろう。
　他のＲＵＭでは、《ＲＵＭ－千死蛮巧》は１ターンに１枚と特殊召喚不可の誓約効果の踏み倒しが、《ＲＵＭ－ソウル・シェイブ・フォース》はライフコストの踏み倒しができる。
　効果発動時に墓地へ送る関係上、《ＲＵＭ－アージェント・カオス・フォース》をコストにすれば（既にサルベージしていない限り）即座に回収可能であり、連続ランクアップも視野に入る。

《ＲＵＭ－七皇の剣》はあちらのページにある通り、このカードによるコピーも含め「効果をデュエル中に１度しか適用できない」点に注意。
また、速攻魔法のＲＵＭをコピーする場合も自分メインフェイズでしか使用できない。

コピー効果についての基本的な裁定はコピーのページを参照のこと。

《ウィッチクラフト・ジェニー》の場合と同じ、《ＨＲＵＭ－ユートピア・フォース》の持つ「このカード名の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない」という制約は無視できる。

カードの発動時のコストでエクシーズ召喚先のランクが決定する《ＲＵＭ－ファントム・フォース》は(2)でコピーできない。
《連続魔法》等に代表される様に、コピー効果は払ったコストに応じて初めて効果が得られるタイプのカードはコピーすることはできない。

(1)でＲＵＭ速攻魔法をサーチできるのは、アニメでナッシュが使用した《ＲＵＭ－クイック・カオス》を含めるようにする為だろう。
他のバリアン七皇関連のＲＵＭは、下記のベクターが使用した《ＲＵＭ－千死蛮巧》を除きいずれもセブンスかバリアンズに属しているため、このカードで全てサーチ可能。
逆に、遊馬やアストラル、ベクターといったナッシュと敵対していたキャラが使用したＲＵＭは、全て通常魔法であるため（バリアンズである《ＲＵＭ－リミテッド・バリアンズ・フォース》以外は）サーチできなくなっている。
あるいはＲＵＭ全般のサーチが可能だが手札コストを要する《ゼアル・コンストラクション》との差別化も意識したものか。
- 上記の通り、ＲＵＭ速攻魔法はZEXALカテゴリを意識したカードよりもARC-Vカテゴリを意識したカードの方が多い。