《蝕みの鱗粉/Corrosive Scales》 †
通常罠
(1):自分フィールドの昆虫族モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
相手はその自分の装備モンスター以外の昆虫族モンスターを攻撃できない。
(2):このカードが装備されている限り、
相手がモンスターを召喚・特殊召喚する度、または相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に、
相手フィールドの表側表示モンスター全てに鱗粉カウンターを1つずつ置く。
相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、そのモンスターの鱗粉カウンターの数×100ダウンする。
デュエリストパック−レジェンドデュエリスト編2−で登場した通常罠。
昆虫族の装備カードとなり相手の攻撃対象を制限する効果と、相手の召喚・特殊召喚・各種効果の発動をトリガーに鱗粉カウンターをばらまく効果を持つ。
(1)の効果は装備カード化と、攻撃誘導効果。
(2)の効果含めフィールドに維持しないと意味のないカードだが、装備カードになるため、このカード自身と装備モンスターのうち片方が除去されるだけで機能停止してしまう。
攻撃誘導により真っ先に攻撃されるため、装備するならば限定的とはいえ戦闘破壊耐性を持つ《ナチュル・ドラゴンフライ》、高い打点と耐性を持つ《究極変異態・インセクト女王》などが候補となる。
このカードを守れる《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》との相性は抜群だが、エクシーズ素材となる闇属性・レベル4の昆虫族の選択肢が乏しいのが難点。
他にはフィールド魔法と合わせ、維持は大変だが、《地縛神 Uru》に装備させることで戦闘をシャットアウトできる。
いずれにしても、昆虫族以外のモンスターへの攻撃には影響を及ぼさないため、【昆虫族】系列のデッキ以外では採用しにくい。
(2)の効果は相手の召喚・特殊召喚か、効果の発動をトリガーとした鱗粉カウンターによる全体弱体化。
トリガーが緩く、殆どの行動をする度に相手モンスターはどんどん弱体化していく。
累積すれば大きな弱体化となるが、モンスターに鱗粉カウンターを乗せるため、フィールドを離れると弱体化はリセットされる。
素材を用いて特殊召喚される大型モンスターにはほとんど鱗粉カウンターが乗らないことも有り、影響力はそこまで大きくはない。
このカードの存在が分かっている場合、相手は展開の最後に突破できるモンスターを出すことになり、あまり大きい差を覆す当てにはしない方がいいだろう。
いざとなったら、《超進化の繭》でサクリファイス・エスケープしてしまうのも手である。
- 鱗粉とは蝶や蛾の翅を覆っている細かい欠片で、翅の模様を作っている。
本来は翅の表面を覆っているだけなのだが、こすったりすると粉状になってはがれる。
創作においては鱗粉に毒があったり、鱗粉をまき散らせると言う描写があるが、実際には毒のある鱗粉はない上、鱗粉をまき散らせたりはしない。
- ドクガなど一部の蛾は、幼虫から成虫まで毒針毛を持つ(卵も親から付着しているケースが多い)。
毒針毛は抜けやすく、直接触れるだけでなく、風で飛んできたものにも触れると炎症を引き起こすため、これが由来となった可能性がある。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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