《千六百七十七万工房/RGB Rainbowlution》 †
永続罠
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの種族は機械族になり、その属性は「光」「闇」「地」「水」「炎」「風」としても扱う。
PROMOTION PACK 2023で登場した永続罠。
対象モンスターの種族を機械族に、属性を6属性全てとしても扱う効果を持つ。
自分モンスターの種族・属性を変更してコンボを狙うのが1つ目の使い方。
特に6属性全てとして扱える効果は貴重であり、自分フィールドの属性数に比例して何らかの利を得られるカードとコンボできれば強力。
例えば、《憑依覚醒》と併用すれば1800(神属性が存在する場合は2100)もの全体強化が行える。
対象モンスターを用意した上で《E・HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン》を融合召喚した場合は、相手フィールドのカードを6枚まで破壊でき、大きなアドバンテージを得られる。
《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード−ネオテンペスト》を対象にした場合は6回攻撃が可能になる。
《L・G・D》はリンク素材に対象モンスターを使用すれば確定で全体除去が行えるので、分散した属性のリンク素材を用意する手間が省ける。
相手モンスターの種族・属性を変更して何らかのデメリットを与えるのが2つ目の使い方。
《クリアー・ワールド》と併用すれば対象モンスターが存在する限り、相手は6つのデメリット全てを受ける事となり、行動に大きな支障が出るだろう。
《御前試合》が存在すれば対象モンスターを墓地へ送ることを強要できる。
また、自分が《サイバー・ドラゴン》を採用すれば《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の融合素材としても処理できる。
それだけを目的とするなら《機械仕掛けの夜−クロック・ワーク・ナイト−》の方が良いが、他のコンボと複合的に採用するのなら有りだろう。
効果は強力だが発動が難しい《風林火山》のサポートとしても適する。
因みに、あちらはどちらのフィールドかを問わないので、いずれのプレイヤーのモンスターを対象としても発動のサポートになる。
属性を指定した融合素材に使う手もあり、融合素材の元の属性に縛られない融合召喚が可能になる。
シャドール・E・HERO・召喚獣ではどの属性にも対応可能になる。
フリーチェーンで対象をとる効果のため《聖刻龍−ドラゴンヌート》・《青き眼の乙女》等のトリガーになれる。
デッキ単位では【霊使い】と特に相性が良く、上記の《憑依覚醒》とのコンボに加え、相手モンスターに使用すればいずれの霊使いであってもコントロール奪取が可能となる。
特に複数の霊使いを混合させた構築では1つの属性に統一してしまう《DNA移植手術》が使用しにくいため、こちらの方が運用に適する。
こうした様々な使い道がある一方で、単体ではほとんど意味をなさない点や、永続罠であるためにやや遅い点には注意が必要。
カテゴリに属さずサーチもしにくいので、このカードを前提としたコンボを組んでいると、揃わなかったり除去された時に事故要因となってしまう。
基本的には、「このカードがなくても使えるが、このカードがあるとより強力になる」というカードが多く含まれたデッキで使用するのが良いだろう。
- カード名の「千六百七十七万」とは、24bitカラーの色数である1677万色(正確には1677万7216色)のことだろう。
24bitカラーとは、光の三原色である赤・緑・青をそれぞれ256段階の強さで表して様々な色を表現するコンピュータの表示方法のこと。
(英語名に使われている「RGB」は、この3つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混合を意味する。)
組み合わせの数が256を3乗した1677万7216となる。
- 「レインボリューション」は「レインボー(Rainbow/虹色)」と「レボリューション(Revolution/変革)」を掛けた造語だろう。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
(1)の効果について †
Q:《千六百七十七万工房》が適用された《閃刀姫−カガリ》を素材に《閃刀姫−シズク》をリンク召喚できますか?
A:《閃刀姫−カガリ》が《千六百七十七万工房》の効果を適用されている場合でも、
水属性以外の「閃刀姫」モンスターとしても扱いますので、その《閃刀姫−カガリ》を素材として《閃刀姫−シズク》をリンク召喚できます。(23/11/20)
Tag: 《千六百七十七万工房》 罠 永続罠