《泉の精霊/Fairy of the Spring》 †
通常魔法
自分の墓地から装備魔法カード1枚を手札に加える。
その装備魔法カードはこのターン発動できない。
ガーディアンの力で登場した通常魔法。
装備魔法をサルベージする効果、そのターン中のサルベージした装備魔法の発動を封じる制約を持つ。
このカードの他に、墓地の装備魔法を再利用できるカードとして、《アームズ・ホール》と《武装再生》が存在する。
前者は、サーチとサルベージを使い分けられ、装備魔法を手札に加えたターンに即発動できる。
後者は、手札に加えることはできないが、フリーチェーンで墓地の装備魔法をモンスターに装備でき、装備せずにセットしたり単体強化を選ぶこともできる。
前者に勝る点としては、発動しても召喚権を失わず、《次元の裂け目》等が存在しても発動を封じられず、《灰流うらら》に効果を無効にされない。
後者に勝る点としては、名称ターン1がなく、《暗黒の侵略者》が存在しても発動を封じられない。
しかしデメリットを上回るほどのメリットや差別化要素も乏しく、現状では装備魔法を多用するデッキでも通常は採用されないカードである。
- 《泉の妖精》と名が似ているものの、関連性はない。
ただし英語名の日本語訳はどちらも「泉の妖精」である。
- カード名やイラストを見るに、モチーフはイソップ物語の1つ『金の斧 銀の斧』だろう。
木こりが斧を誤って泉に落としてしまうが、泉の中から女神(あるいは精霊)が現れ、「あなたが落としたのはこの金の斧ですか、それとも銀の斧ですか?」と問う。
だが正直者の木こりは「私が落としたのは粗末な鉄の斧です」と答え、感心した女神は金・銀・鉄の全ての斧を渡してくれるという、正直さの価値を説く訓話である。
ちなみに、元々のイソップ物語では木こりが斧を落とすのは泉ではなく川であり、助けてくれるのは女神ではなく、たまたま通りがかった富と幸運の男神ヘルメスである。
- コナミのゲーム作品において―
- WCS2008では、デュエルワールドの恩恵の世界の泉に登場する。
泉にDPを投げ込むことで姿を現し、2種類の装備魔法の内、プレイヤーが選んだ方をくれるというイベントがある。
ただし、泉を訪れた時に確率で《海竜神》が現れ、デュエルを挑まれることもある。
- デュエルリンクスでは龍可に専用ボイスが用意されている。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
FAQ †
Q:《黒いペンダント》を手札に加え、それが同一ターンにフィールドから墓地へ送られた場合、効果は発動しますか?
A:はい、《泉の精霊》は効果の発動を制限しません。(09/02/01)
Q:手札と墓地に《黒いペンダント》が存在します。
この時、墓地の《黒いペンダント》を手札に加えた場合、最初から手札にあった《黒いペンダント》は発動可能ですか?
A:はい、別の同名カードは発動可能です。(09/02/04)
Q:自分の手札と墓地に《黒いペンダント》がそれぞれ1枚ずつ存在しています。
《泉の精霊》で墓地の《黒いペンダント》を手札に加えました。
その後、相手は《光の封札剣》を発動し、自分の手札の《黒いペンダント》1枚が除外されました。
この場合どちらの《黒いペンダント》が《泉の精霊》の効果で手札に加えたものか判断できなくなりますが、どうすればいいですか?
A:ご質問のように"判断できなくなった"場合におきましても、基本的には対戦相手とご相談の上、デュエルを進めて頂きます。
公認大会等の対戦にて発生した場合は、大会当日の審判へ判断を仰いで頂き、デュエルを進行して頂きますよう、お願い申し上げます。(11/11/14)
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