陀羅威(タライ)/Tarai》

効果モンスター
星4/地属性/天使族/攻   0/守   0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、このターンにフィールドで効果を発動した、
自分・相手のメインモンスターゾーンの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、そのモンスターが存在していたゾーンにこのカードを特殊召喚する。

 AGE OF OVERLORDで登場した地属性天使族下級モンスター
 ターン中に効果発動したメインモンスターゾーンモンスター1体を破壊し、自身をそのモンスターの存在していたモンスターゾーン特殊召喚する起動効果を持つ。

 効果は簡単に言えば、1体限定の破壊《倶利伽羅天童》といったところである。
 よって、基本的な性質や注意点についてもあちらを参照。
 相手モンスター除去としては、《倶利伽羅天童》以外にも誘発即時効果対象を取らず魔法・罠カード破壊できる《幽鬼うさぎ》効果の発動など必要とせずほぼ確実に除去できる壊獣など優秀なライバルが多い。

 このカードならではの利点としては、0のこのモンスター相手フィールドに任意の表示形式特殊召喚できる点だろう。
 除去自体は競合先が多いが、送りつけとしては手軽であり、コンボの邪魔になりうる妨害持ちを処理しつつ出せるため都合が良い。
 どんなモンスターも弱小なモンスターに変換してしまうことから攻撃の的としてはうってつけであり、モンスター戦闘もしくは戦闘破壊することで効果を発揮するモンスターとのコンボが考えられる。
 戦闘破壊しやすいためステータスの低いLVモンスターレベルアップにも活かせる。
 守備表示で出せば、《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》での1ターンキルも狙える。
 ただし、エクストラモンスターゾーンモンスター破壊できない点には注意が必要である。

 自分モンスター破壊するコンボもできるが、それだけなら《時花の賢者−フルール・ド・サージュ》等のほうが優秀になりやすい。

  • カード名のモチーフは「陀羅尼(だらに)」+「タライ」だろう。
    「陀羅尼」とは、仏教において用いられる呪文の一種であり、雑念を払って精神統一をするために唱える。
    種族の設定はサイバー・エンジェル同様、これが理由だろう。
  • 効果のモチーフは恐らくバラエティ番組でよく使われるお約束の「タライ落とし」(タライオチ)だろう。
    番組や作品のオチとして出演者の頭上に金属製のタライを落とし、ぶつけられた出演者のリアクションで笑いを取る技法で、音楽バンド兼コントグループの「ザ・ドリフターズ」が出演番組で多用したことにより普及していった。
    効果発動したモンスター居場所打撃を与えつつ出現する様子は、正に出演者の頭上に落とされたタライそのものである。
    このカードステータスが0なのは、フィールドにいるのはタライ落としの役目を終えた後のタライだからということだろう。
    • 現在では頭に落としても安全なタライが増えたものの、普及当時は素材の関係から重く固いタライしかなかったため、対策を講じなければタライ落としは出演者が怪我をする危険があった。
      モンスター怪我どころか破壊してしまうこのカードは、どれほど危険なタライなのだろうか。

収録パック等


Tag: 《陀羅威》 モンスター 効果モンスター 星4 地属性 天使族 攻0 守0

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