《嘆きの石版》 †
装備魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):装備モンスターは攻撃できず、効果は無効化され、リリースできない。
(2):1ターンに1度、装備モンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。
デッキから「嘆きの石版」以外の「石版」カード1枚を手札に加える。
(3):装備モンスターが破壊された事でこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
相手に500ダメージを与える。
ANIMATION CHRONICLE 2024で登場した装備魔法。
装備モンスターは攻撃できず、効果は無効化され、リリースできなくなる効果、装備モンスターが自分フィールドに存在する場合、同名カード以外の石版カードをサーチする効果、装備モンスターが破壊された事で自身が墓地へ送られた場合に相手に500バーンを与える効果を持つ。
(1)は装備モンスターに攻撃不可・効果無効・リリース不可を付与する効果。
現在では相手モンスターに装備したところで各種素材にされて大したロックにはならないので、専ら(2)(3)目当てに自分モンスターに装備することになる。
その場合、デメリットを軽減するために、適当な素材用モンスターなどに装備して(2)を発動するといった方法をとりたい。
一応効果無効はデメリット消しにもでき、リリース不可は壊獣等への耐性にもなるため、メリットに変えられなくもない。
相性の良いカードの中でこの効果無効が活きやすいカードとして《賜炎の咎姫》が存在する。
装備魔法であるこのカードは《聖騎士の追想 イゾルデ》で《焔聖騎士−リナルド》をリクルートすればサーチすることができ、その2体で《賜炎の咎姫》のリンク召喚が可能。
《賜炎の咎姫》の効果で《焔聖騎士−リナルド》を蘇生した後、このカードを装備することで(2)のサーチを行いつつ本来生じる炎属性縛りを無視したリンク2・4の展開に繋がる。
(2)を諦めるなら、相手モンスターに装備させ効果や攻撃を防ぐことにも利用できる。
《御巫かみくらべ》とコンボすればフリーチェーンで妨害になるものの、同じ用途に《愚鈍の斧》も存在する。
あちらは装備モンスターを強化してしまうのだが、反射ダメージを狙う【御巫】ではその点もメリットになる。
こちらは攻撃を封じられる点や、状況によって(2)のサーチで千年モンスター等にアクセスできる点などを活かすことになるか。
《虚無魔人》などの特殊召喚封じと組み合わせれば装備モンスターの利用はほぼ完全に封じられるが、どちらかを除去されてしまえばそれまでの上、そこまでして除去ではなく無力化を狙う必要性は薄い。
(2)は石版カードのサーチ。
装備モンスターが自分フィールドに必要であるため、上述の通り(1)のデメリットを自分モンスターに適用する必要がある。
サーチ先は現状《石版の神殿》のみであり、そこから千年・ミレニアムなどのサーチに繋がる。
(3)は装備モンスターが破壊され墓地へ送られた場合に相手へのバーン。
ダメージとしては小さいものの、(1)を相手モンスターに装備させ弱体化させた場合などには、それを戦闘等で破壊した場合におまけで付くバーンとしては悪くない。
能動的な破壊手段を用意して自分モンスターを破壊することも考えられるが、この効果は目的にするには弱いため、モンスターの破壊された場合の誘発効果などのついでとしたい。
- 「記憶編」では、闇バクラの駒であった盗賊王バクラが魔物を封印した石版の神殿に忍び込んでいる。
OCGで追加された(2)で同地をモチーフにしたと思われる《石版の神殿》をサーチできるのは、この出来事を意識したものだろうか。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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