不死之炎鳥(フシノトリ)/Fushi No Tori》

スピリットモンスター
星4/炎属性/鳥獣族/攻1200/守   0
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
与えた戦闘ダメージの数値分だけ自分のライフポイントを回復する。

 Mythological Age −蘇りし魂−で登場した炎属性鳥獣族下級スピリットモンスター
 スピリットモンスター共通の召喚条件誘発効果と、自分ライフ回復する誘発効果を持つ。

 【スピリット】では展開速度の遅さを補うため、《死皇帝の陵墓》のようなライフコストが必要になるカードが採用される。
 そのため、それを取り戻せるライフ回復効果は相性が良い。
 ただし、このモンスターはその発動条件が厳しい。
 攻撃力が低いためにモンスター戦闘破壊は望めず、タイミングの限定される直接攻撃手札事故を誘発しやすい【スピリット】では狙いづらい。
 《八尺勾玉》を他のスピリットに装備させ戦闘破壊を狙う方が回復しやすい。

 《ユベル−Das Abscheulich Ritter》が場にいる状態で手札にあると、隙を見て直接攻撃しつつライフ回復が可能。
 さらにスピリットモンスターなので、エンドフェイズ時に手札に戻り破壊を避ける事ができる。
 しかし、ユベルサポートカードにはよりシナジーの強い《ガイストーチ・ゴーレム》が存在する。

  • モチーフとなっているのは、不死鳥「フェニックス」だろう。
    フェニックスとは、ヨーロッパにおいてエジプトやアラビアにいると考えられた霊鳥である。
    不死といっても死なないわけではなく、ある周期ごとに一度死んでから甦る。
    よく知られている知識として、「死期が近づいたフェニックスは、炎を纏って自ら焼け死ぬと、灰の中から新しい肉体を得て復活する」というものがある。
    しかしこれは後に考えられた性質であり、フェニックスに関する最も古い記述であるヘロドトスの著書『歴史』には、どのように産まれるか書かれていない。
    また、後代のヨーロッパでは悪魔扱いとされることもあり、悪魔扱いの場合はフェネクスと呼ばれる。
  • スピリットモンスターは主に日本を中心とした東洋の神話がモチーフで、西洋の伝承がモチーフとなっているのは珍しい。
    これはおそらく、フェニックスと朱雀鳳凰との同一視によるものだろう。
    創作物ではこうして混同される事が多く、それを元にしたデザインであるとも考えられる。
    鳳凰については《ネフティスの鳳凰神》も参照の事。

関連カード

収録パック等


Tag: 《不死之炎鳥》 モンスター スピリットモンスター 効果モンスター 星4 炎属性 鳥獣族 攻1200 守0 特殊召喚不可

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