遊戯王カードWiki - 《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》

《紋章獣(もんしょうじゅう)ベルナーズ・ファルコン/Heraldic Beast Berners Falcon》 †

効果モンスター
星４/風属性/鳥獣族/攻1000/守1600
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分フィールド上の全てのレベル５以上のモンスターのレベルを４にする。

　上級モンスターのレベルを４に下げるため、ランク４を利用するのでもなければ高ランクエクシーズ召喚をした方が良い。
　さらに、紋章獣は元々全てレベル４なので、必然的に紋章獣以外と組み合わせることになる。

　《紋章獣レオ》の存在から、手札コストを払って特殊召喚するモンスターならばこの点を活かしやすい。
　手札の《紋章獣レオ》を墓地へ送り《クイック・シンクロン》や《虚栄の大猿》を特殊召喚し、このカードを召喚してレベルを合わせる事でシンクロ召喚・エクシーズ召喚に繋げられる。
　しかし、《紋章獣アンフィスバエナ》の存在により、わざわざ別のレベルのモンスターを採用する利点はあまりない。
　シンクロモンスターを入れるとしてもエクストラデッキの都合上、枠を割くのはなかなか厳しい。
　《精神操作》等で相手モンスターを利用するといいが相手が高レベルモンスターを採用するとは限らないのでサイドデッキ向けか。

　【紋章獣】は直接的にシナジーのある罠カードが無く展開一辺倒のところがあるので、高レベルの手札誘発モンスターに防御を任せる場合は採用が検討できるか。
　手札誘発自体も相性が良い訳ではないが、《冥府の使者ゴーズ》などはメタカードとしての機能も大きいので環境によりけりである。
　また、《護封剣の剣士》で耐性を付けたランク４を出したり、《死者蘇生》等で相手の自己再生する高レベルモンスターを奪って保持する事もできる。
　壊獣を併用する場合にも採用が見込める。

　またこのカードと同じ属性の《嵐征竜－テンペスト》を採用すれば、腐る割合も減らせ、エクシーズ召喚の機会を得やすい。
　通常の【紋章獣】では《高等紋章術》・《紋章獣アバコーンウェイ》と墓地リソースを食い合うのでなかなかあちらを特殊召喚し辛いが、《巌征竜－レドックス》を併用している場合は狙いやすい。
　征竜自体は《竜魔人クィーンドラグーン》からも蘇生でき、この《竜魔人クィーンドラグーン》自体も後の自己再生コストになるので意識した構築ならば活用の機会は多い。

「ベルナー(Berner)」とは主にスイスのベルン市民のことを指すが、ベルン市の紋章には熊しか描かれておらず、ファルコン（隼）との関連性は見られない。
また「Berners」を固有名詞として考えると、アラスカにあるバーナーズ湾を意味する。
この場合ファルコンではないが、かつて近縁と考えられていたタカ目に属し、アメリカ合衆国の国章に描かれている白頭鷲をモデルにしている可能性がある。