オリジナルカード †
OCGに登場しておらず、プレイヤーが任意で作成したカードのこと。
また「漫画・アニメ・ゲームで独自に登場したが、OCG未商品化のカード」も「アニメオリジナルカード(アニオリ)」のように呼ばれる。
略称は「オリカ」。
使用不可カードですらないため、もちろん公式大会での使用は不可能である。
フリーデュエルであっても、使用する際は相手の許可を得るのがマナーである。
- 漫画・アニメを「原作」と見なす未OCG化カードは、アニメ放送開始から25年を経た2025年時点でも各作品ごとに100枚以上、アニメ作品の多くは数百枚単位にのぼり、初代漫画にも依然として存在している。
これに対して一年間でのOCG化は多くても数十枚ほどで、全てのOCG化は非常に遠い。
また、効果が極めて特殊で、OCGルールへ落とし込むことが非現実的で困難と思われるカードも存在する。
一応、シナリオ再現に直結する極めて重要度の高いカードは、どの作品でも概ねOCG化が完了している。
- アニメDM放送開始およびOCG商品展開の本格化に伴って「漫画の展開とOCGルールの辻褄合わせとして作られたカード(《ダーク・サンクチュアリ》など)」「アニメオリジナルストーリー(乃亜編・ドーマ編・KCグランプリ編)で新規に登場したカード」「ほぼ完全なOCGルールへ移行したアニメGX以降で登場したカード」、つまり結局は「アニメオリジナルカード」の呼称として使われることが主である。
- アニメ5D'sの主人公・不動遊星役の声優である宮下雄也氏の姉の結婚式で、遊戯王のスタッフから《ハッピー・マリッジ》という世界に1枚だけのカードがプレゼントされている。
このカードのイラストは、アニメGXで早乙女レイが使用していた装備魔法《ハッピー・マリッジ》と同じイラストである。
テキストは不明。
- 極端なパワーカードについて「一方のプレイヤーのデュエルやKONAMIの商業展開に都合の良いもの、公式なカードではなく使用不可カードに近しい存在」という皮肉を込めて「オリジナルカード」と表現する者もいるが、侮辱に等しく好ましいものではない。
後述する通り、漫画・アニメでも使われた表現ではあるが、「悪役・敵役」という配役や演出の都合で使われたものである。
- 原作・アニメにおいて―
原作の「決闘者の王国編」でM&Wの創造主・ペガサスの使用する《トゥーン・ワールド》は、一般流通していない「オリジナル・カード」と称されていた。
M&Wの開発スタッフが携わった公式なカードとはいえ、職権濫用同然の行為である上に「トゥーンにはトゥーンでしか攻撃できない」という一方的な性質を持つことには「自分だけに有利なカードを創り出すなんて許せない…」等の不満がギャラリーから漏れていた。
- アニメオリジナルの「ドーマ編」では、ドーマが自作した「オレイカルコス」シリーズが登場している。
また、「乃亜編」の回想シーンにおいて、海馬を励ますためにモクバが《青眼の白龍》を手描きで作りプレゼントした。
- ゲームオリジナルの大半は第2期序盤までにOCG化したが、残りは長年に渡り放置され、特にDM3の「コンストラクション」は独自色が強かった。
後に第12期に追加された幻想魔族で起用される等、長年のゲームオリジナルについてもOCG化の動きが見られている。
- 2005年のニンテンドーDS/PSP以降に発売されたゲーム作品には、原作出身の(当時)OCG未発売カードを「ゲームオリジナルカード」として使用できるものがある。
- 『デュエルリンクス』では、上記のTAG FORCEシリーズに登場したゲームオリジナルカードの一部が続投している。
中には《インフェルニティ・デス・ガンマン》・《二重波紋》・《恋する乙女》等、特定のデュエリスト使用時に専用ボイスが用意されているカードもある。
- その中には、《アーマード・ホワイトベア》のように、実装済みのゲームオリジナルカードが後に効果を変更してOCG化されるケースも見られるが、OCG版に効果を変更された例は2024年時点で一度もない。
後に、ゲームオリジナルカード版とOCG版の2つが両立して実装されるようになった(これについての裁定は同名カードを参照)。
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