一連の効果 †
効果処理時に複数の処理を行う効果のうち、それぞれの処理を同時ではなく順番に行うもののこと。(非公式用語)
公式Q&Aで使用される「一連の効果処理」という言葉とは異なる。
「一連の効果処理」は「2つの処理は繋がっているので(一連なので)間に別の処理は割り込めない」「チェーンが積まれた(一連の)効果を全て終えた後に別の効果を発動できる」という文脈でのみ使用されている。
よって、当wikiで言う「一連の効果」かであるかは判断できないので、注意が必要。
なお、「一連の効果」の対義語は「同時に処理する効果」であるが、一連は「つながり」、同時は「同じ瞬間」を意味するので厳密には対義ではない。
これは、ページ作成議論において「他にいい言葉が見つからなかった」という消極的な理由で命名された事によるものである。
- 「同時に処理する効果」について。
この効果を持つ代表的なカードには《生者の書−禁断の呪術−》が挙げられる。
このページでは「同時に処理する効果」も一緒に扱う。
- 「同時に処理する」とは、ルール上タイミングを逃さないことを示す言葉である。
同時に処理する効果であっても、実際の手順では1つずつ順番に行うことになる。
- 『一つの処理であること』と『二つの処理を同時に処理すること』は別物であるという点にも注意が必要である。
例えば、《毒蛇の供物》の効果処理は一つの処理(自分と相手のカードを破壊する処理)であり、二つの処理(相手のカードを破壊する処理と自分のカードを破壊する処理)を同時に処理するものではない。
詳しくは後述するが、『二つの処理を同時に処理する』場合は、1番目の処理が正しく処理されないと、2番目の処理を行えない。
しかし、『一つの処理である』場合は、正しく処理されない処理が存在しても、すべての処理を行えるという違いが発生するので注意が必要である。
例:《毒蛇の供物》の対象として罠カードの効果を受けない自分モンスターを選んだ場合も、残りの2枚の破壊は行われる。
また、『一つの処理である』という性質上、解決時に1枚でも処理を行えない状態になってしまった場合は、すべての処理が不発になるということにも注意。
詳しくは、不発のページを参照。
- 強制効果の場合。
強制効果の場合、空撃ちには該当しないため、発動は必ず行われる。
- 一連の効果中、1番目の処理ができない場合。
発動できない。
- 一連の効果中、2番目以降の処理ができない場合。
- 同時に行う効果の一方ができない場合。
- 一連の効果の効果処理が途中で終了する場合について。
発動することはできたが、チェーン処理によって一部の効果が処理できなくなった場合のことである。
現在のところ、解決できない処理の直前まで処理するものと、最初から全て不発になるものの二つに分かれる。
これもテキストからは判断できず、各カードについて裁定をもらって確認するしかないので注意。
- 一連の効果の途中は、条件が成立した扱いにはならない。
- 第9期以降のテキストでは、一連の処理が同時ではない場合「○○する。その後、××する。」というように、基本的にその後という言葉が入るようになっている。
反対に、その後という言葉が入っていない場合、それは「処理が同時である」ことを表している。
同時処理を伝えるために1つの文章の中で4回も読点が存在する真竜皇(凰)などは代表的な例である。
- なお、これはテキストが整備された第9期以降のカードでしか通用しない。
それ以前はテキストが曖昧であり、1文で書かれているのに処理が同時でなかったり、2文に分かれているのに同時に処理するカードも存在している。
それらのカードについてはテキストから読み取れない問題があるためか、公式データベースにあらかじめ同時か同時でないかの裁定が明記されているので、そちらを確認しておくのが望ましい。
- ただし第9期以降であっても、以下の様に一部カードのテキストではその後を用いていなくても、文章の前後の処理が「同時でない」裁定となっている。
関連リンク †
FAQ †
Q:《宇宙砦ゴルガー》と《リビングデッドの呼び声》で特殊召喚された《毒蛇王ヴェノミノン》が存在し、《蛇神降臨》がセットされています。
《宇宙砦ゴルガー》の効果で《リビングデッドの呼び声》を手札に戻した場合《毒蛇王ヴェノミノン》は破壊されますが、その時に《蛇神降臨》を発動することができますか?
A:いいえ、できません。(15/02/06)