Ultimate

 カードレアリティにおいて「アルティメットレアカード」を指す。
 初登場は、第2期第4弾のThousand Eyes Bible −千眼の魔術書−
 略号は「UL」。

 カード名が金色の箔押しで、イラスト属性又はリンクマーカーPスケール種別アイコン及びイラスト枠が浮彫り(レリーフ)加工されている。
 詳細な仕様は何度も変わっているため後述。


説明

 特徴的な加工仕様と、登場当初は名称が公開されていなかったことから、俗に「レリーフ(レリ)」とも呼ばれている。

  • まれにレリーフ加工がずれていたり、イラストの縁に初期傷がついていることもある。
  • 同じイラストであっても、製品の種類(OCGTCGアジア版)や言語によってレリーフ加工が異なる場合がある。
    TCG内でも英語版・ドイツ語版などの言語違いで違いが出る。また、英語同士でも通常のTCG版とアジア版で異なる)
    彫りの深さだけでなく、彫りのデザインに違いが生じる例も存在する。
  • 第10期以前のものは、スーパーレア等の様に反らないため、ノーマルと混ぜやすいのが利点。
    しかし、裏から見ると、レリーフ部分が浮き出て見える欠点もある。
    この浮き上がりは、長期間使用しているとスリーブ越しにも出てくる事がある。
  • オークションなどで「ゴールドレリーフ」と称したカードが売られている事がある。
    公式には存在せず、大会でも使用不可能。
    レアリティであるGoldとは全くの別物。
    これらは、主に海外で非公式に作られた海賊版である。

加工の仕様について

当初(Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−以降)の仕様

 基本的にレリーフ加工がされている箇所は前述の通り。
 イラストに対しては、スーパーレアなどの他レアリティバージョンにおいて光っている部分のみが浮彫り加工されていた。

ENEMY OF JUSTICE第4期終盤)以降の仕様

 イラストへのレリーフ加工がイラスト全体へと施される様になった。
 ただし、CYBERDARK IMPACT《魅惑の女王 LV7》・海外版Raging Battle《禁じられた聖杯》は、例外的にこれ以前の仕様となっている。

第7期第8期の微細な仕様変更

第9期ザ・デュエリスト・アドベント)以降の仕様

 イラストモンスターにレリーフ加工がされなくなり、見た目としては初期仕様に近い様式になった。
 とはいえイラストにレリーフ加工が行われる箇所の基準は異なり、他にもカードの縁にはレリーフ加工があり、イラスト枠にはレリーフ加工がないといった差異はある。

 また、魔法・罠カードの場合は、効果アイコンにも加工が施されるようにもなった。

第11期RISE OF THE DUELIST)以降の仕様

 仕様が大幅に変更され、テキスト欄を除く全面がホイル加工となった(これ以前はホイル加工はされていなかった)。
 また、レリーフ加工がテキスト欄・カードの縁・イラスト枠を除く全面に施されるようになり、カードの縁はレリーフ加工されなくなった。
 その他、イラストの一部に光沢加工が施されるようになった。

  • カード名の箔押しにまでレリーフ加工が施されている。

第13期DUELIST ADVANCE)以降の仕様

 第11期以降の仕様をベースとして、カードの縁とイラスト枠にホイル加工の上から光沢加工が施されるようになった。

封入について

  • この頃のカードは、封入率そのものも低いことから希少価値が高く、コレクターの間では高値で取引されている。
    原作モンスターの再録版は「アニメDMで広く認知された初期イラストのアルティメットレア」という、現時点で後にも先にもない組み合わせから更に人気が高い。
  • 第13期以降は、ウルトラレアの仕様違いではなくなり、アルティメットレアが基本レアリティとなるカードが登場するようになった。
    各弾毎に4種が設定され、1箱からは1〜2枚が排出される。
  • 第2期第4期半ばまではパックにも表記が無く、シークレットレアと同じ扱いだった。
    ELEMENTAL ENERGY以降は、法改正で表示が義務付けられるようになったため、パック裏面に「アルティメットレア仕様も存在します。」と追記された。

海外版について

  • 第11期に入ってから約半年間アジア版は生産されていなかったが、レギュラーパックではBLAZING VORTEXで再び生産されるようになった。

関連リンク

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