《エレメンタルバースト/Elemental Burst》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する風・水・炎・地属性モンスターを1体ずつ生け贄に捧げて発動する。
相手フィールド上に存在するカードを全て破壊する。
※テキスト中の「生け贄」は「リリース」を指す。
FLAMING ETERNITYで登場した通常罠。
モンスター4体をコストに相手のみの全体除去を行う効果を持つ。
《風林火山》と異なり4属性分のモンスターを1体ずつリリースする必要があるため、《精霊術師 ドリアード》や《千六百七十七万工房》を利用した発動はできず、純粋にモンスター4体を用意する必要がある。
《ブラック・ローズ・ドラゴン》等のより扱いやすい全体除去が存在する手前、5枚のディスアドバンテージを負うこのカードをまともに使うのは難しい。
モンスター4体を用意するにしても、このカードの代わりに闇属性モンスターを出せば全体除去効果を持つ《L・G・D》をリンク召喚できるため、このカードは実質的な下位互換となってしまう。
最も実用的な使い道は通常罠の効果のみコピーするカードを利用したコストの踏み倒しだろう。
選択肢はいくつかあるが、《トランザクション・ロールバック》が最も利用しやすい。
このカードと《トランザクション・ロールバック》を墓地へ用意することでフリーチェーンでの全体除去が可能となる。
墓地へ送る手段としては、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を利用すれば往復ターンで2度の墓地肥やしが期待できるため、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を出せるデッキで採用を検討することは可能。
その他、《名推理》や《モンスターゲート》等で魔法・罠カードを大量に墓地へ溜め込むデッキでも、採用しておけば全体除去が期待できる。
ただし、単体で機能しないカードをメインデッキへ投入する必要があるため、デッキの安定性が低下することを受け入れる必要がある。
まともに条件を満たすことも、専用デッキを組めばそこまで難しくはない。
方法は《風林火山》や《L・G・D》と重複するが、《トレジャー・パンダー》でリリースする4属性の通常モンスターを1体ずつリクルートするのが最も簡単である。
その他、《超古深海王シーラカンス》を利用する方法、《ダーク・ドリアード》と《魔の試着部屋》を利用する方法などがあり、詳細は《風林火山》や《L・G・D》のページを参照のこと。
しかし、結局のところ《L・G・D》の下位互換になってしまうので、この目的での採用は難しい。
総じて、通常罠の効果のみコピーするカードとの組み合わせでのみ、利用法を考えることができるカードといえる。
実際に採用するのであれば、デッキの安定性の低下を補えるだけの価値があるのか、よく考えた上で採用したい。
関連カード †
―4種類の属性を参照する効果
収録パック等 †
Tag: 《エレメンタルバースト》 罠 通常罠