《暗黒界の騎士 ズール/Zure, Knight of Dark World》 †
通常モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1500
暗黒界でその名を知らぬ者はいない、誇り高き騎士。
決して弱き者に手を下す事はない。
ELEMENTAL ENERGYで登場した闇属性・悪魔族の下級モンスター。
暗黒界の通常モンスターの1体。
闇属性・悪魔族の通常モンスターとしては、より攻撃力の高い《デーモン・ソルジャー》やより守備力の高い《レッド・サイクロプス》の下位互換。
【闇属性】や【悪魔族】、【通常モンスター】等での優先度は非常に低い。
暗黒界モンスターとしても、大半が持つ墓地へ捨てられた時に発動する効果や手札を捨てる効果を持たないため、扱いが難しい。
暗黒界の下級モンスターとして攻撃力は最も高く守備力も高めであるが、特有のコンボを軸とする【暗黒界】においては、むしろ邪魔になりやすい。
下級のアタッカーとしても手札を捨てる効果を持ち、同等の攻撃力を持った《暗黒界の狂王 ブロン》が優先される。
せいぜい【メタビート】等を相手にして、特殊召喚や墓地を封じられた時にそのステータスで対抗できる位のメリットしかない。
このカードを採用する場合は、《暗黒界の番兵 レンジ》と一緒に《レスキューラビット》・《予想GUY》等の通常モンスターのサポートカードを取り入れていくべきだろう。
- 名前の由来は色のひとつである「アズール」。
「アズール/azul」はスペイン語で「ラピスラズリ色、空色よりも少し濃い青」を意味し、フランス語の「アジュール/azur」、英語の「アジュア/azure」に相当する。
ペルシャ語の「lazhward」を語源とし、トルキスタンにある地名が由来だったが、その土地で産出される青色の宝石のラピスラズリを意味するようになり、さらにそこから色名になった経緯がある。
- 「決して弱き者に手を下す事はない」とテキストにあるが、基本的にはこのカードより弱い相手しか倒すことができない。
英語版のテキストを訳すと「彼は決して平民を弾圧しない」となる事から、暗黒界に住む人々を虐げない、という意味なのだろう。
- 闇属性・悪魔族にして暗黒界と、ファンタジー世界における悪そのものの様な設定だが、テキストやマスターガイド2の解説を見る限り、弱きを守る正義の騎士のようである。
また、そのような解説や《暗黒界の番兵 レンジ》から恐らく他の暗黒界たちもそのような志を持っていると窺える。
人間でありながら暴虐の限りをつくす暴君とはある意味で正反対であるにもかかわらず、アニメに登場した彼は完全に悪役であった。
- 原作・アニメにおいて―
アニメGXの異世界(第2階層)で、実体化した人物として登場。
どうやら、暗黒界の中隊長のような役割であるらしい。
スカーを倒したデュエリスト(十代)が囚人たちの収容所に現れると踏み、やって来た十代を罠にかけてデュエルを行った。
スカーと同じく暗黒界シリーズのカードは一切使用しておらず、フィールド魔法《パワー・ゾーン》を中心とした「パワー」カードを使用したデッキで十代と対決した。
《パワー・マーダー》と永続魔法《パワー・スピリッツ》のコンボで戦闘で優位に立ち、戦闘破壊時のバーンで追い詰めたが、《放浪の勇者 フリード》の効果に穴を突かれ、デュエルに敗北して消滅した。
しかし、この消滅に伴って生み出された、「邪心経義」カードの媒体となる負の感情の玉が十代の仲間5人に本人達の知らぬまま植え付けられ、ブロンの《超融合》復活計画に利用されることとなる。
- なおアニメでは、フレイバー・テキストに書いてあることと性格が全く異なっている。
収容所に置いていかれた少年をいきなり「虫けら」呼ばわりして抹殺し、さらに十代とのデュエル中に配下へ命じて明日香たちを殺させようとするほどの卑劣漢であった。
関連カード †
―《暗黒界の騎士 ズール》の姿が見られるカード
収録パック等 †
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