《竹頭木屑/Bamboo Scrap》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する植物族モンスター1体をリリースして発動する。
相手フィールド上に「プラントークン」
(植物族・地・星1・攻800/守500)2体を守備表示で特殊召喚する。
CROSSROADS OF CHAOSで登場した通常罠。
植物族をリリースする事で、相手のフィールドにプラントークンを特殊召喚する効果を持つ。
普通に運用する限りは、2枚を消費してまで相手フィールドにモンスターを増やす理由はない。
アドバンス召喚にも利用できるため、《おジャマトリオ》のような拘束力もなく、ダメージ効果等のメリットもない。
やはり《ローズ・テンタクルス》+貫通効果を付与するカードのような、コンボを前提としたカードになるだろう。
《洗脳解除》と併用すれば2体ともこちらにコントロールが戻るので、利用される心配はなくなる。
ただ、このカードを発動できる時点で植物族1体が手元にある状況であり、植物族を増やすという目的では使いにくいか。
また《ブラック・ガーデン》が存在すると《世界樹》のフラワーカウンター稼ぎに大きく貢献する。
プラントークンの特殊召喚と共に、《ブラック・ガーデン》で特殊召喚されるローズ・トークンでプラントークンを戦闘破壊もできる。
ローズ・トークンのおかげでリリースするモンスターにも困らないため、《ブラック・ガーデン》《世界樹》を主軸にするデッキには採用の余地がある。
また、自他を問わずトークンを破壊する《トークン収穫祭》あたりとも相性がいい。
《群雄割拠》を積んでロックする構築でも採用が検討できる。
能動的に同時に複数送りつけることで解除されにくく、植物族のトークンなため《ローズ・テンタクルス》など相手の植物族を利用するカードとのコンボ用途にも転用できる。
- 「竹頭木屑」とは、竹の切れ端や木屑を捨てずに保存して置いたところ後に役立った故事に由来する語である。
「わらしべ長者」に近いニュアンスを持ち「一見すると役立たずなもの」「些細な事でも無駄にしないこと」と二重の意味を持っている。
一見すると相手にアドバンテージを与えるだけのこのカードの効果をよく表していると言える。
また、イラストの《グリグル》の性能についても当てはまるか。
英語名は直訳の「Bamboo head wood chips」ではなくスクラップ/Scrapである。
- 宮大工には、木屑を薄くスライスすることで建築物の傷んだ彫刻部分を修繕する伝統技法が存在する。
前述のような故事が存在するのも納得だろう。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
FAQ †
Q:《洗脳解除》を発動した場合、プラントークンのコントロールはどうなりますか?
(プラントークンの「元々の持ち主」はどちらになりますか?)
A:プラントークンの「元々の持ち主」はこのカードを発動したプレイヤーになりますので、コントロールはその元々の持ち主に移ります。(08/08/01)
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