《ペガサス》

キャラクターカード
ライフを1000ポイント払う。
あなたはデッキから好きなカードを1枚選んで手札に加えることができる。
この能力は、あなたのターンのメインフェイズにしか使うことはできない。
あなたはライフ6000ポイントからデュエルを開始する。

 ザ・ヴァリュアブル・ブック3 付属カードで登場したキャラクターカード

 ライフコストデュエル開始時のライフポイントが減るデメリットすら気にならない強力なサーチ効果を持つ。
 使用回数の制限もないため、回復ギミックを仕掛けておけば、万全の体勢を敷く事ができる。
 また、【エクゾディア】では単体で全てのパーツを揃える事ができ、まさに「ジャンケンゲーム」となってしまう。

  • 上記の「このカード単体でエクゾディアパーツを揃えて勝利する」戦法は、このカードが登場した第2期半ばから既に使用可能な戦法である。
    それがルールもカードプールも環境も大きく変化した第11期の現在ですら問題なく通用する辺り、このカードの規格外のパワーを窺い知れる。
  • 原作・アニメにおいて―
    フルネームはペガサス・J・クロフォード。
    英語版では「マクシミリオン・ペガサス」と名前が苗字になっており、英語版ではシンディアも同じ名字である。
    「デュエル・モンスターズ」(原作ではM&W)を創ったカードデザイナーにして「決闘者王国」編のボスであり、登場当時24歳。
    アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身で、父はラスベガスのカジノホテルを経営している資産家。
    ワインとゴルゴンゾーラチーズと漫画(カートゥーン)が大好きで、イカが嫌い。
    身長188cm、体重65kg、誕生日は10月8日。
    「M&W」を生産している大企業・I²社(Industrial Illusion社)の名誉会長を務めており、海馬コーポレーションとは業務提携を結んでいる。
    自分だけのカードを作って実戦で使用するあたり、海馬とは違う意味で卑怯である。
    元は画家志望で、三幻神イラストは、社員たちに神の怒りとも思える不可解な事故が相次いだため、千年アイテムを持つ彼が描いた。
    ちなみに、アニメで登場したプロモカード《シュトロームベルクの金の城》もまた、ペガサス直筆のカードである。
    17歳の時に失った最愛の女性・シンディアのカードを作って大事にしており、彼女に会うためだけに「千年眼(ミレニアムアイ)」の試練を受けた。
    ちなみに、「決闘者の王国」を開催した真の目的は海馬コーポレーションを乗っ取り、そのソリッドビジョンの技術で擬似的に彼女と再会することであった。
    同じく日本人ではないキースやマリク、イシズ等は日本語が流暢なのに、口調は片言(なぜか日本人ではないエドやヨハンとの会話においても)である。
    「決闘者の王国編」終盤にてバクラから千年眼を直接抜き取られ、原作では生死不明だったが遊戯王Rにて死亡しているのが判明した。
    一方アニメシリーズでは生存し、その後も度々登場しており、次回作のGXにも登場している。
  • 「vs遊戯」(1戦目)では小手調べもあり雑多なモンスターが入ったデッキを使用していたが、「vs海馬」戦から本来のデッキである【トゥーン】を使用。
    また、本気を出した「vs遊戯」(2戦目)やアニメDMの「vs孔雀舞」戦では《サクリファイス》を始めとした幻想モンスターも使用する。(アニメではDDMにおける御伽との勝負にも使用。)
    更に、千年アイテム「千年眼(ミレニアムアイ)」により相手の思考(すなわち手札デッキ構成、戦術)を読み、トゥーンによるトリッキーな戦術で遊戯や海馬を翻弄した。
    とはいえ千年アイテムに頼らない素の実力も十分高く、アニメGXではクロノス教諭とナポレオン教頭との、実質1vs2のデュエルを行ったが、仲間割れするように仕向けて見事に勝利している。
    また、原作・アニメともに作中で遊戯と海馬の2人に勝利しているのは彼のみ。
    同時に、「ドーマ編」や『光のピラミッド』においてはかませ役も担わされており、特に『光のピラミッド』においてはかつて圧倒した海馬にあっさり敗北してしまっている。
    もっとも、千年眼が無くなったことで相手の戦術が読めなくなったことや、《トゥーン・ワールド》効果や弱点を事前に知られている点を考慮すれば致し方ないと言えよう。
  • 上記の通り、アニメGXにも度々登場。
    前田隼人の絵の才能を買い、カードデザイナーとして彼を雇った。
    I²社のカードデザイナーであるフランツが、《ラーの翼神竜》のコピーカードを盗み出した時にも登場。
    また、7つの宝玉を収納する石版を発見し、《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》を完成させた。
    この時、時代の流れなのか緊急時だったためなのかは定かではないが、昔のように筆で描くのではなく、デュエルディスクに似たデジタルパレットによるCG技術で完成させた。
    破滅の光(斎王)やプロフェッサー・コブラといった不穏な勢力の存在にもいち早く気付き、アカデミアに赴いて鮫島校長に協力を仰いだり、スパイとしてオブライエンを派遣したりしている。
  • 遊戯王Rでは彼を慕い、復活させることを目論む天馬夜行が登場。
    彼がペガサスですら創造をためらった邪神カードを完成させた事から物語が始まる。
    また、若くして孤児を引き取り、後継ぎの為の「ペガサスミニオン」と呼ばれるデュエリストたちを育てていた一面が明かされている。
  • 劇場版『光のピラミッド』やアニメGXでは失った左目を見せつつ、闇に溺れてしまった経験談を話すなど、初期とは異なる一面を見せている。
    左目がどうなっているのかは不明だが、見せられた相手は大抵引き攣った表情をするため、相当おぞましいものなのだろう。
    小説版『光のピラミッド』では、過去の過ちを忘れない為にあえて義眼を入れず、目の部分が穴あきの状態になっている様だ。
  • 劇場版『超融合!〜時空を越えた絆〜』にも登場。
    特にデュエルをする事もなく、完全なゲストキャラクターとしての登場であった。
    この映画の敵役パラドックスの目的は、デュエルモンスターズの創始者であるペガサスの抹殺であった。
    狙われたのはDM時代の王国編より後の彼であり、作中世界では既にデュエルモンスターズが普及した後である。
    それにもかかわらず、その頃の彼の死が未来であるGXや5D'sの時代の存在に大きな影響を与えていた。
    彼の生死が原作とアニメのその後の展開の相違を象徴していることを考えると、何とも興味深い話である。
  • 劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』では登場しておらず、彼の話も一切なかった。
    この映画では原作の続きのため、やはり原作と同じく彼は死亡扱いとなっているのだろう。
    こちらの場合は彼がいなくてもデュエルなどが大きな発展を遂げている。
  • 「王国編」の最終決戦にて遊戯と対戦した際、《クリボー》召喚した遊戯の行動があまりにも予想外すぎたのか、「アンビリーボォー」という謎の言葉を発した。
    このことは宝島社出版の「VOW」シリーズで「イギリス人(正しくはアメリカ人なのだが)なのに英語が喋れない」とネタにされていたことがある。
  • コナミのゲーム作品において―
    DM8では《大邪神 レシェフ》に操られ、「天馬太陽」と名乗り主人公達に立ちはだかる。
    本作のペガサスは決闘者の王国以降、消息不明になっていたとされており、ペガサスがレシェフに操られてしまった経緯はシャーディーがストーリー終盤のイベントにて語っている。
  • GCの「フォルスバウンドキングダム」では、作中ゲームの舞台「キングダム」の登場人物に「ペガサス・J・クロイツェル」というそっくりさんが存在している。
  • アプリゲーム「デュエルリンクス」では原作での彼の所業や能力を基にした専用スキルとして「マインド・スキャン」・「増刷」・「創造者」・「邪神降臨」(CPU専用)等がある。
    プレイヤーと対戦する場合、レベルによって【トゥーン】【サクリファイス】を個別に使用する。

関連カード

―《ペガサス》の姿が見られるカード

収録パック等

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