《No.101 S・H・Ark Knight/Number 101: Silent Honor ARK》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/水族/攻2100/守1000
レベル4モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を2つ取り除き、
相手フィールドの特殊召喚された表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
LEGACY OF THE VALIANTで登場した水属性・水族のエクシーズモンスター。
エクシーズ素材を2つ消費して相手モンスターを自身のエクシーズ素材にする起動効果、エクシーズ素材を1つ取り除く事で自身の破壊を回避する永続効果を持つ。
(1)の効果は「相手モンスターを自身のエクシーズ素材にする」という、風変わりな除去であり、最大の特徴である。
対象を取る効果への耐性を持つモンスターには弱いものの、破壊耐性や自他を問わず「離れる」を効果のトリガーとするモンスターらには滅法強い。
守備表示の存在しないリンクモンスターにも有効。
だが、同ランクには守備表示・通常召喚されたモンスター・魔法・罠カードに対しても有効な《鳥銃士カステル》が存在する。
あちらも破壊耐性や「自身が離れた場合」を効果のトリガーとするモンスターらを完全除去でき、このカードよりも墓地アドバンテージを与えにくい。
ただ、サーチ・リクルートを頻繁に行うデッキに対しては再利用の機会を与える事にもなるので、どちらが有効かは環境や相手にもよる。
また、《閃刀姫−レイ》の様な「他のカードが離れた場合」のトリガーになる点ではこちらより明確に劣る。
また、効果の発動を許さずに攻撃力5000で戦闘破壊が狙える《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》も競合先となる。
あちらも「離れる」をトリガーとするモンスター効果に対処でき、《シューティング・クェーサー・ドラゴン》等のこのカードでは対処できないモンスターも突破できる。
一応、《花札衛−五光−》のようにこのカードの除去が優先される場合もあるが遭遇率とエクストラデッキの圧迫はよく考えたい。
(2)の破壊耐性は、(1)の使用後にエクシーズ素材が1つ残るため適用機会は多いが、戦闘破壊もされやすい控えめなステータスなので重要性は低い。
《奈落の落とし穴》等への耐性とはなるが、素材のモンスターに使われることが多い上、(1)が使えなくなってこのカードの役割が遂行できなくなるとどちらにせよ痛手となる。
より対応範囲が広いカードも複数登場していることもあり、汎用ランク4モンスターとしては以前より優先しづらくなってきている。
水属性モンスターであるため《ダブルフィン・シャーク》や《エクシーズ・リモーラ》に対応しており、《海皇の竜騎隊》の効果発動のトリガーにもなるところは利点である。
上記のカードや水属性サポートを使う【バハムート・シャーク】や【水精鱗】、【海皇】では除去要員として役立ってくれる。
RUMとも相性が良く、《CNo.101 S・H・Dark Knight》の存在から《RUM−七皇の剣》や《RUM−クイック・カオス》といった特殊なRUMにも対応している。
「耐性で生き残ってもその後の役割がない」という問題も解消でき、このカードの除去を警戒して相手が《奈落の落とし穴》を使った場合でも耐性で生き残ることができるため、RUMによる進化に繋げ易い。
また相手モンスターを除去した上でエクシーズ素材を保持できるため、《No.93 希望皇ホープ・カイザー》のエクシーズ素材としても適したモンスターと言えよう。
- 上記の活躍から、登場当初はパック出身のウルトラレアカードとしては異例なほどシングル価格が高騰した。
採用率が下がって以降も長い間高い価格を維持していたが、GOLD PACK 2016に再録された事でようやく価格が下落し、入手しやすくなった。
- 2019年8月1日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第8期投票では第7位にランクインした。
- 「オナーズ(Honors)」は「名誉・尊敬・信義」を意味する「Honor」の複数形であり、この形だと「(トランプにおける)切り札」の意味も加わる。
バリアン七皇のリーダー・ナッシュのエースカードであるこのカードは、まさに切り札と言えるだろう。
「アーク(Ark)」とは、後述の台詞にもみられるように「方舟」である。
- ジャンプでは「怒り、嘆き、悲しみを背負った名誉の方舟」と紹介されている。
- 「S・H・Ark」を並べると「Shark(シャーク)」となるが、これはナッシュこと神代凌牙の、劇中での異名である。
アニメ公式サイトの「必勝!モンスターアカデミー」では、「バリアンになっても凌牙としての気持ちがどこかに残っているのかも」と言われている。
- イラストでは、船体の右側に自身のナンバーである「101」が書かれている。
「Knight(騎士)」と名がついているものの、種族は戦士族ではなく水族であり、その戦艦のような容姿はむしろ機械族を思わせる。
中央の赤い円形パーツの内部に描かれている人型の物体が「Knight」に該当するのだろう。
- 「フラッド(Flood)」「アサイラム(Asylum)」はそれぞれ「洪水」「救済、避難、保護」を意味する。
前者は「the Flood」で聖書における「ノアの洪水」を指す。
効果名をそのまま訳すと「永遠の魂の救済」となり、《CNo.101 S・H・Dark Knight》らと同じくカトリック(キリスト教)の意匠が見られる。
また、意識したかは不明だが、「アサイラム」はサメ映画を多く制作している映画会社の名前でもある。
- エクシーズ召喚時の口上は「現れろ! No.101! 満たされぬ魂を乗せた方舟よ。光届かぬ深淵より浮上せよ! S・H・Ark Knight!」。
- コナミのゲーム作品において―
TAG FORCE SPにおいては、吸収効果を使用したターンに攻撃できなくなるというバグが存在する。
関連カード †
―類似効果
―《No.101 S・H・Ark Knight》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
(1)の効果について †
Q:エクシーズ素材を持っているエクシーズモンスターを選択した場合、そのエクシーズ素材もこのカードのエクシーズ素材になりますか?
A:いいえ、墓地へ送られます。(13/11/16)
Q:エクシーズ素材にできないモンスタートークンを選択できますか?
できる場合そのモンスタートークンはどうなりますか?
A:いいえ、選択する事自体できません。(13/11/16)
Q:エクシーズ素材にする効果の処理時にこのカードがフィールドを離れた場合どうなりますか?
A:その場合、対象に選択したモンスターはフィールドに残ります。(13/11/16)
Q:エクシーズ素材にする効果の処理時にこのカードが裏側表示になった場合、エクシーズ素材にする効果は適用されますか?
A:はい、適用され裏側表示のこのカードにエクシーズ素材を重ねます。(13/11/16)
Q:エクシーズ素材にする効果の処理時に対象に選択したモンスターが表側攻撃表示以外の表示形式になった場合でも、効果は適用されますか?
A:はい、適用されます。
また、裏側表示のカードをエクシーズ素材にする際はそのカードは表側表示になります。(13/11/16)
Q:自身の効果で特殊召喚された相手の《ボルト・ヘッジホッグ》をエクシーズ素材にできますか?
A:できます。(13/11/17)
Q:このカードの効果で相手の《No.39 希望皇ホープ》をエクシーズ素材にした後RUMで《CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー》をエクシーズ召喚した場合、追加効果を使用できますか?
A:できます。(13/11/22)
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