No.(ナンバーズ)51 怪腕(かいわん)のフィニッシュ・ホールド/Number 51: Finisher the Strong Arm》

エクシーズ・効果モンスター
ランク3/地属性/岩石族/攻2600/守   0
レベル3モンスター×3
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードが戦闘を行ったダメージステップ終了時に、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードにカウンターを1つ置く(最大3つまで)。
(3):このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、
このカードにカウンターが3つ置かれている場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。

 コレクターズパック−閃光の決闘者編−で登場した地属性岩石族エクシーズモンスター
 戦闘破壊されない永続効果戦闘を行ったダメージステップ終了時に自身にカウンター置く誘発効果カウンターが3つある場合に相手フィールドのカード全てを破壊する誘発効果を持つ。

 (1)の効果戦闘破壊を防ぎつつ(2)の効果カウンターを3つ貯め、(3)の効果相手フィールドのカードを全て破壊する、というカードデザインである。
 しかし、真っ当な方法では(3)の効果発動できるのは早くても2ターン後のバトルフェイズ終了時となり、それまでに除去されてしまうことが多いだろう。
 一応、連続攻撃を付与したり《召喚制限−猛突するモンスター》などで攻撃させれば素早くカウンターを貯めることはできる。

 加えて、エクシーズ素材が3体も必要な重いモンスターであり、遅行性の全体除去エクシーズ召喚難度に見合っているとは到底言い難い。
 相手カードが多く存在する状況は全体除去を活かしやすいのだが、このカード効果が通る可能性は低く、対策もできないような状態ならば相手はカードを多く出さないだろう。
 除去目的なら2体素材で速効性のある《幻影騎士団ブレイクソード》なら《機装天使エンジネル》《発条機雷ゼンマイン》の方が使いやすい。
 【岩石族】で使おうにも《ゴルゴニック・ガーディアン》という汎用性の高いエクシーズモンスターが存在し、エクストラデッキの枠的にも優先するのは難しい。

 一応、このカード戦闘破壊耐性エクシーズ素材を必要としないため蘇生帰還に強く、《鬼神の連撃》のようなエクシーズ素材を使うカードを使いやすいのは、他のランク3にはないメリットではある。

 地属性岩石族である点を活かして、《ブロック・ゴーレム》を活用するデッキに採用が検討できるか。
 《RUM−アストラル・フォース》から《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》に繋げられ効果発動もできる。

  • フィニッシュ・ホールドとは、プロレス用語でそのレスラーの代名詞とも言える決め技を意味する。
    ホールド(固定)と言う呼び方は、プロレスの決着に多い関節技やフォール可能な技(スリーパーホールドやスープレックスホールドなど)が由来と思われるが、それ以外の技でもこの用語を使用する。
    英語圏では「フィニッシュ・ムーブ」や(このカードの英語名のような)「フィニッシャー」と呼ばれる事が多く、日本でもそれに倣う場合もある。
    覆面レスラーのような顔のデザインも含めて、プロレスがモチーフだろう。
    また、3つカウンターを乗せる事で効果発動可能となる点は、プロレスの勝利条件の1つである「ピンフォール」がモチーフになっていると思われる。
    ピンフォールは相手をマットに抑えこんだ状態でレフェリーが3つカウントを数えるとKOとなるルールで、3つのカウントがカウンターと掛けてあるのだろう。
  • 「怪腕」とは、並外れてすぐれた腕力・手腕のこと。
    イラストを見るに、ここでの「怪腕」には「奇怪な腕」と言う意味もあるのかも知れない。
  • 太い腕が特徴的なモンスターであるため、自身の数字である51は「剛腕」が由来か。
  • イラストでは、右手の拳に自身のナンバーである「51」が描かれている。
    また、このカードの情報は5月1日に公式Twitter上で公開されている。
  • コナミのゲーム作品において―
    デュエルリンクスではギラグのレベルアップ報酬で入手可能になっている。
    ギラグが使用するカードは「ハンド」モンスターがメインであるため、腕繋がりでのチョイスだろうか。

関連カード

収録パック等


Tag: 《No.51 怪腕のフィニッシュ・ホールド》 モンスター エクシーズモンスター 効果モンスター ランク3 地属性 岩石族 攻2600 守0 No.

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