《No.59 背反の料理人/Number 59: Crooked Cook》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/炎属性/戦士族/攻2300/守 200
レベル4モンスター×2
(1):自分フィールドのカードがこのカードのみの場合、このカードは他のカードの効果を受けない。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外の自分フィールドのカードを全て破壊する。
その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで、
この効果で破壊され墓地へ送られたモンスターの数×300アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
コレクターズパック−閃光の決闘者編−で登場した炎属性・戦士族のエクシーズモンスター。
自分フィールドに他のカードが無い場合効果を受けない耐性を得る永続効果、自分フィールドに全体除去を行い、墓地へ送られたモンスターの数に比例した自己強化を行う誘発即時効果を持つ。
(1)の効果は一切の効果を受けない耐性であり、エクシーズ素材の有無も関係ない上に条件を満たすのも容易。
しかし、耐性を得たところで攻撃力がさほど高くはないため戦闘破壊されやすく、他のカードでの補助も条件の都合上難しい。
自身の効果は受けられるので、(2)で強化するか下記の《アストラル・クリボー》で補うのが良いだろう。
永続的な強化または戦闘破壊耐性を付与できるカードで補うのも良いが、付与する瞬間の耐性は消えるのでその隙に除去を受けるリスクはある。
《イージーチューニング》ならば大幅な強化も可能であり、《ライフ・ストリーム・ドラゴン》を除外できれば《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》でも突破できなくなる。
(2)は自分フィールドの全体除去と自己強化。
この効果で他のカードがなくなれば(1)の耐性に繋がり、自己強化によって場持ちも多少良くなる。
もっとも、強化の倍率が低い上、ペンデュラムモンスター、トークン、魔法・罠カードが勘定に入らないため、自己強化効果としては明らかに使いにくい。
《精神操作》等で相手モンスターをコントロール奪取して全体除去に巻き込んだ場合は自己強化に繋がりメリットとなる。
この効果の利点は、効果破壊をトリガーとするカードをフリーチェーンで破壊できる点にある。
幸い、同じ炎属性には破壊によってメリットを得られる炎王が存在している。
《炎王神獣 ガルドニクス》などの除外やデッキバウンスに弱いモンスターを守るために併用してみるのも良いだろう。
相手ターンで効果を使用できる点を活かし、【アーティファクト】に採用するのもよい。
蟲惑魔を採用しているなら、状況に応じて《フレシアの蟲惑魔》と使い分けが狙える。
ただし、落とし穴との相性は悪い。
エクシーズ素材には縛りはないため、《炎王獣 バロン》や《炎王獣 ヤクシャ》以外に展開しやすいレベル4を少数積んでおけばエクシーズ召喚は容易い。
(2)の破壊に《炎王の孤島》を巻き込んでも、このカードはそのデメリットを受けない点でも相性が良い。
同じ素材で出せ、【炎王】で似た役割ができる《恐牙狼 ダイヤウルフ》と比べると、相手のカードを除去できない代わりに、フリーチェーンである点とこのカードがフィールドに残る点で長ずる。
《ゴブリンのやりくり上手》にチェーンし、ドローできる枚数を増やすといったこともできる。
《アストラル・クリボー》または他の水属性と共に《ライトハンド・シャーク》を用いてエクシーズ召喚して(1)の耐性を得た場合、戦闘でも破壊されず他のカードの効果も受けない極めて強固なモンスターと化す。
壊獣や貫通等の手段を持たないデッキでは守備表示のこのカードを突破できず、状況次第ではそのままデッキ切れでの勝利も狙える。
《終焉のカウントダウン》で特殊勝利を狙うのも有用で、相手に壊獣といった対処手段があるとしても、それを引くまでの間の時間稼ぎとして機能し、その間に自分も《一時休戦》などを用意できる。
その他の利点としては、《真炎の爆発》に対応するNo.である事が挙げられる。
《No.100 ヌメロン・ドラゴン》を狙いたい場合には、《真炎の爆発》でこのカード複数枚を蘇生させれば、エクシーズ召喚を補助できる。
ただし、《真炎の爆発》と上記のエクシーズモンスターに直接のシナジーはないため、それらのエクシーズ召喚に特化して組む必要がある。
- カード名の「背反」は「背叛」「悖反」とも書き、「道理にそむく・裏切ること」を意味する。
- 英語名の「Crooked」は「歪みをみせた」「曲がった」という意である。
- イラストでは、調理帽に自身のナンバーである「59」が描かれている。
英語で「料理人」を意味する「コック」との語呂合わせだろう。
このカードの情報は5月9日に公式Twitter上で公開されている。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
(1)の効果について †
Q:自分フィールドのカードが《No.59 背反の料理人》のみで、(1)のモンスター効果が適用されている状況です。
この時、自分が《破天荒な風》を発動した場合、効果処理はどうなりますか?
A:質問の状況の場合、自分の発動した《破天荒な風》は自分のフィールドに存在しており、「自分フィールドのカードがこのカードのみの場合」ではなくなっていますので、《No.59 背反の料理人》は《破天荒な風》の効果を通常通り受ける事になります。
(処理が完了した《破天荒な風》が墓地へ送られた後も、その効果によってアップした攻撃力・守備力は適用されたままとなります。)(16/05/13)
Q:このカードのみが存在する時に《蛮勇鱗粉》を発動しました。
攻撃力アップは適用されますか?
また、エンドフェイズにこのカードのみである時も2000ダウンは適用しなければいけませんか?
A:攻撃力はアップします。
また、その時に「直接攻撃不可」「エンドフェイズにダウン」の効果も受けるので、効果を処理した後にフィールドのカードが《No.59 背反の料理人》だけになったとしても、《No.59 背反の料理人》は直接攻撃ができずエンドフェイズに攻撃力がダウンします。(16/05/14)
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