《きのみ隠しのうっかりす》 †
効果モンスター
星1/地属性/獣族/攻 200/守 100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分の墓地の魔法・罠カードを3枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。
次のターンのエンドフェイズに、この効果で除外されているカードをデッキに戻す。
(2):自分スタンバイフェイズに、自分の除外状態の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
PROMOTION PACK 2025で登場した地属性・獣族の下級モンスター。
お互いのメインフェイズに自分墓地の魔法・罠カードを3枚まで除外し、次のターンのエンドフェイズに除外したカードをデッキに戻す誘発即時効果、自分スタンバイフェイズに除外状態の魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする誘発効果を持つ。
(1)は墓地の魔法・罠カードを3枚まで除外し、次のターンのエンドフェイズにデッキに戻す効果。
主に「除外された」場合の効果などを除外してその効果を利用することになるか。
枚数も「3枚まで」と融通が効きそれらを用いるデッキではそれなりに優秀な除外手段となる。
一応(2)ともコンボできるのだが、この場合相手ターンに除外を行った上で自分スタンバイフェイズにこのカードが存在しなければならず、何らかのカードとのコンボは必須になる。
また除外したカードは次のターンのエンドフェイズデッキに戻る事になるのだが、それを目的に使うには遅さが気になる。
(2)は除外状態の魔法・罠カードを自分フィールドにセットする効果。
単純にアドバンテージを稼げる効果だが、発動が自分スタンバイフェイズという点が最大の難点であり、上述の通り(1)とコンボするにも一手間求められる。
例えば相手メインフェイズ2に特殊召喚し、(1)によって除外すれば、この効果まで妨害されづらい。
またセットするのは(1)で除外したカードである必要はないため、他の手段で除外していれば自分スタンバイフェイズに特殊召喚することで安定して発動できる。
(1)も(2)も魔法・罠カードの回収を目的とした効果だが、その用途であれば《フラワーダイノ》も候補となることには留意したい。
相性のいいデッキとしては、通常罠を除外しながら低速でじっくり戦う【ラビュリンス】や永続罠を多用する【エルドリッチ】が考えられる。
(1)でデッキに戻した罠カードは各種ラビュリンスや黄金郷・エルドリクシルで再度リクルートしてセットができ、(2)は自己除外することが多い《ビッグウェルカム・ラビュリンス》や《トランザクション・ロールバック》、各種黄金郷・エルドリクシルを帰還させて再利用が可能。
ただし、このカード自体は悪魔族・アンデット族ではないため、種族縛りとの兼ね合いには注意が必要。
- カード名後半部は「うっかり」+「りす(リス)」の洒落。
また、古語においては現代の「〜する」は「○○す」と表記されていたため、そちらともかけていると思われる。
- リスは木の実などのエサを土の中に隠す習性があるが、基本的にそれらは掘り返されず、やがてその実が育つこともあるとされる。
これが「うっかり」忘れてしまった結果なのかは意見が分かれるところだが、少なくともこのカードのリスはうっかり忘れていたのだろう。
- このカードの場合、(1)で除外したカードが土の中に埋められた木の実に相当する。
それを放置するとデッキに戻る、あるいは(2)でフィールドにセットされ、いずれにせよ木の実の状態(除外状態)ではいられなくなる点で再現されている。
成長するまでにタイムラグを要する点も忠実に再現されていると言える。
収録パック等 †
Tag: 《きのみ隠しのうっかりす》 モンスター 効果モンスター 星1 地属性 獣族 攻200 守100