《シンクロ・パニック》

永続罠
このカードは発動後、3回目の自分スタンバイフェイズに破壊される。
(1):自分フィールドの表側表示のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、
その内の1体を対象としてこのカードを発動できる。
レベルの合計がそのモンスターと同じになるように、
自分の墓地からチューナー1体とチューナー以外のモンスターを任意の数だけ特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン戦闘・効果では破壊されない。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いにS召喚できない。

 PREMIUM PACK 2024で登場した永続罠
 カードの発動後3回目のスタンバイフェイズ自壊する効果外テキスト自分シンクロモンスター破壊された場合、そのモンスターレベルと合計が同じになるようにチューナー1体と任意の数の非チューナー蘇生する効果お互いシンクロ召喚できなくなる効果を持つ。

 お互いシンクロ召喚を封じる期限付きの永続罠という点で《不協和音》と似たところがある。
 ただし、あちらがフリーチェーンカード故にいつでも発動できるのに対し、こちらはセット状態から発動するには発動条件がある点で大きく異なる。
 つまり、(2)が使用したくとも(1)の発動条件を満たさねば(2)も適用できないため狙ったタイミングでの妨害が難しく、単純なシンクロ召喚メタはあちらに分があると言えよう。

 (1)はチューナー1体と任意の数の非チューナー破壊耐性付きでの蘇生
 蘇生先はレベルが揃っていれば実際にそのシンクロモンスターシンクロ召喚に使用されたかは問われておらず、最大5体もの蘇生も可能。
 効果も有効なままで、且つ破壊耐性付きなので相手ターン発動しても返しの自分ターンまで維持が狙いやすい。
 守備表示蘇生しておけば優秀なとしても機能し、戦闘ダメージの軽減にもつながる。
 ただし、トリガーがやや相手依存であり、自爆特攻永続罠の遅さを踏まえるとやや回りくどい戦術と言える。
 また、蘇生先には必ずチューナーを含む必要があるため、蘇生後の除外デメリット適用相手墓地メタ等で墓地にいない場合は、この効果の発動そのものが行えない点に注意。

 (2)はお互いシンクロ召喚を封じる効果
 発動後3回目の自分スタンバイフェイズ自壊するのでそれまでの期限付きにはなるが、高速化が進む現代遊戯王では十分な拘束期間となる。
 相手【シンクロ召喚】ならばメタとなるが、相手依存なのであまり期待はできない。
 寧ろ、(1)を踏まえると自分シンクロモンスターを使うデッキの筈なのでデメリットとして働く事の方が多いだろう。
 この効果故に(1)で展開したモンスターシンクロ素材に使えず、それらを有効利用できるリンクモンスターとの併用が半ば必須となる。

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収録パック等


Tag: 《シンクロ・パニック》 永続罠 シンクロ

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