《ジャイアント・オーク/Giant Orc》

効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻2200/守   0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
次の自分ターン終了時までこのカードの表示形式は変更できない。

 ユニオンの降臨で登場した闇属性悪魔族下級モンスター
 攻撃した場合バトルフェイズ終了時表側守備表示になり、自身の表示形式の変更を制限する永続効果を持つ。

 同様の効果を持つモンスターには、攻撃力が上回る《ゴブリン突撃部隊》《不屈闘士レイレイ》が存在し、これらはサーチが容易である。
 さらに、同等の攻撃力に加え1500の守備力を持つ《ゴブリンエリート部隊》種族がこのモンスターと同じであるため、単純にアタッカーとして使用するならば上記のモンスター達が優先される。

 だが、このカード闇属性という点で対応しているサポートが豊富であり、その点で非常に応用性が高い。
 墓地へ送られた後も《悪夢再び》《カメンレオン》《暗躍のドルイド・ドリュース》で利用可能。
 《カメンレオン》の場合は《ダークエンド・ドラゴン》縛りを、《暗躍のドルイド・ドリュース》の場合は《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》《ヴェルズ・ナイトメア》などの縛りをクリアする事ができる。

 また《カゲトカゲ》を併用しておく事で、このカードとあちらで攻撃した後、上記闇属性縛りエクシーズモンスターにつなぐといった動きが可能である。
 《カゲトカゲ》は上記《カメンレオン》同様《キングレムリン》からサーチする事ができるため相性が良く、また《闇の誘惑》も併用しやすい。
 《キングレムリン》闇属性縛りエクシーズモンスターはこのカード共々《魔のデッキ破壊ウイルス》に対応している点も見逃せない。

 このほか、表示形式変更のデメリットを解除できる《カオス・インフィニティ》および、これによってリクルートできる《機皇兵ワイゼル・アイン》と併用することも考えられる。
 攻撃後だけでなく、《暗躍のドルイド・ドリュース》蘇生した場合でもコンボが可能であり、《機皇兵ワイゼル・アイン》闇属性守備力0なので相性が良い。
 エクシーズ召喚には利用できないが、《最終突撃命令》ならば《カメンレオン》による蘇生にも対応する。
 《カメンレオン》からの《えん魔竜 レッド・デーモン》も補助できるので、こちらを追加して専用デッキを組んでみるのも面白い。

 また悪魔族という点から《暗黒界の門》《伏魔殿−悪魔の迷宮−》などで強化すれば《闇のデッキ破壊ウイルス》コストにもできる。
 他の悪魔族のサポートでこのカードと相性がいいものは少ないが、【悪魔族】《一族の結束》《群雄割拠》との相性に優れるデッキであるため、選択肢としては十分であると言える。

 専用ユニオンとして《セコンド・ゴブリン》が存在している。
 が、単体でのステータスの低さや、より使いやすい上記カードの存在からあまり使われることはない。

  • マスターガイドによれば、ゴブリンジムの若手選手であり、毎日猛特訓を受けているようだ。
  • 「オーク(Orc)」とは、ファンタジー作品でよく登場する種族のひとつ。
    元々は冥界の神「オルクス(Orcus)」(エトルリアの冥界神で、ローマ神話のプルートと同一視)で、転じて「小鬼・ゴブリン悪魔」を意味する用法が語源と考えられている。
    トールキンの作品で邪悪な人型の種族を指す「Orc」という創作した単語から広まったとされる。
    TRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』では、イノシシのような牙を持った人型の怪物として描かれており、このカードを含めファンタジー作品ではイラストのような姿で描かれることが多い。
    その一方で初期の『ダンジョンズ&ドラゴンズ』におけるオーク(実際は発注ミスだったのだが)の流れから、日本では豚、ないしイノシシの頭をした亜人型モンスターとして描かれることもあり、この系統は『ドラゴンクエスト』シリーズなどが代表的である。
  • アニメARC-Vの「黒咲vsデニス」(2戦目)において黒咲が使用した永続罠《RR−ロック・チェーン》のイラストに描かれている。
  • コナミのゲーム作品において―
    インターナショナル2や、ザ・ヴァリュアブル・ブックなどでは英語名が《Giant Oak》になってしまっている。
    これでは「巨大な樫の木」になってしまう。

関連カード

―《ジャイアント・オーク》の姿が見られるカード

収録パック等

FAQ

Q:守備表示になる効果チェーンブロックを作りますか?
A:類似効果を持つ《不屈闘士レイレイ》《ゴブリンエリート部隊》と同じく、「チェーンブロックを作らない」行為です。


Tag: 《ジャイアント・オーク》 効果モンスター モンスター 星4 闇属性 悪魔族 攻2200 守0

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