《ジャイアント・タコーン》 †
効果モンスター
星8/地属性/植物族/攻1000/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚し、
その相手モンスターの攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う。
(2):「ジャイアント・タコーン」以外の自分フィールドの植物族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードの攻撃力は、その2体の元々の攻撃力を合計した数値になる。
Vジャンプ(2024年5月号開始) 一年間定期購読特典で登場した地属性・植物族の最上級モンスター。
相手モンスターの攻撃宣言時に手札から特殊召喚し、自身と強制戦闘させる誘発効果、自身と自分フィールドの別の植物族の攻撃力を2体の合計値にする起動効果を持つ。
(1)は自身を手札から守備表示で特殊召喚し、相手の攻撃を自身に誘導する効果。
条件やデメリットなく相手の攻撃宣言時に特殊召喚し、攻撃対象を移し替える効果を持つモンスターには、他にも《工作列車シグナル・レッド》が存在し、比較するとこちらはステータスで大幅に勝る代わりに戦闘破壊耐性は付与されない。
このため、攻撃力が2500以下のモンスターから攻撃される際には上位互換のような働きをするが、このカードを戦闘破壊できる攻撃力のモンスターからの攻撃に対しては《工作列車シグナル・レッド》の方が防御性能は上回ることになる。
他にも、あちらは下級モンスターなのでいざとなれば通常召喚して各種素材などにも利用できる反面、最上級モンスターであるこのカードはそういった取り回しには不向きである。
逆にこちらは低攻撃力のモンスターからの攻撃に対し発動した場合はある程度の反射ダメージが見込めるため、戦闘ダメージがトリガーとなるカードなどとのコンボが可能。
それ以外にも、種族やレベルの差異から扱いやすいデッキは異なるため、基本的には相互互換の関係性にあると言えるだろう。
(2)は自身と他の植物族の攻撃力を、それぞれ互いの攻撃力の合計にする効果。
このカードの攻撃力は1000と低めだが、フィールドの他の植物族の攻撃力を1000強化できると考えると、強化値としては悪くはない。
同時に、このカードの低攻撃力も補い、一転してアタッカーに変えられる可能性もあるため、この効果を活かすのであればある程度元々の攻撃力が高くアタッカー適性の高い植物族を対象に発動するべきだろう。
(1)の効果で特殊召喚するタイミングをある程度であればコントロールできるため、自分ターンまで生き残れそうな状況で特殊召喚しターンを回せれば、【植物族】では返しのターンでの反撃の手段の一つとなる。
この効果で変化した攻撃力はターンを跨いでも永続的に上がったままだが、元々の攻撃力の合計に固定する効果であるため2回以上同じ対象に対し発動しても攻撃力は変化しない。
守備力も決して最上級モンスターとしては特別高い部類ではなく、防御性能を過信することこそできないものの、相手の計算を狂わせながら、自分ターンまで生き延びた場合はリンク素材に使ったりアタッカーとして運用したりと器用な使い道があるカードといえる。
【植物族】でなくとも、縛りの緩いシンクロモンスターやリンクモンスターを多用するデッキや【ランク8】系列のデッキでは、防御札としての採用を検討できるだろう。
関連カード †
収録パック等 †
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