遊戯王カードWiki - 《スカル・マイスター》

《スカル・マイスター/Skull Meister》 †

効果モンスター
星４/闇属性/悪魔族/攻1700/守 400
(1)：相手の墓地で魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その効果を無効にする。

　墓地で発動する効果を持つモンスターや魔法・罠カードへの対策となる。
　同じような手札誘発での墓地メタカードには《Ｄ.Ｄ.クロウ》や《屋敷わらし》がいるが、メタの範囲はやや異なっている。
　こちらは墓地へ送られた時に効果を発動するサーチャーやリクルーター、暗黒界・魔轟神・海皇などに対応できる（ただしダメージステップ中には発動できない）。
　《ネクロ・ガードナー》などの「墓地にある自身をコストとするカード」に後出しで対応できる点も《Ｄ.Ｄ.クロウ》に勝る部分と言える。
　レベル４であるためエクシーズ素材としても転用しやすい。
　墓地に落ちた後は、《暗黒界の門》や《ダーク・コーリング》のコストにしてもいいだろう。

　１ターンに１度の制限がないのは明確なメリットだが、墓地へ送る必要があるのはデメリットと言える。

　相手への干渉能力を持つ手札誘発の中では高い攻撃力を持つため、【悪魔族】における《一族の結束》と相性が良い。
　《一族の結束》はその存在によって伏せカードがない状態での防御力の低さを露呈させてしまい、１ターンキルの機会を与えやすくなる。
　このカードは１ターンキルギミックに多く見られる墓地を利用した動きの一部を止める事ができ、また腐る相手にはアタッカーとして動かせる。
　気兼ねなくとまではいかないが、《カードガード》同様種族縛りのデメリットを軽減してくれる貴重な１枚と言える。

来日した時点での評価はそこまで高くなかったが、環境メタとして頭角を現すと次第に評価を上げていった。
後から注目されるようになった手札誘発としては、同時に来日した《ドロール＆ロックバード》と近しいものがある。

2017年の環境では、墓地で発動する効果を持つ真竜魔法・罠カードへのメタとして機能し、サイドデッキの採用率が高まっていた。
それに伴い流通価格も高騰していたが、ストラクチャーデッキ－パワーコード・リンク－で再録された事で入手しやすくなり価格も落ち着いた。

2021年の環境では【電脳堺】・【幻影騎士団】・【コード・トーカー】など墓地を活用するデッキが群雄割拠しており、中でも【エルドリッチ】に対する強力なメタカードとして採用率が高まっていた。

元々は、海外版Starstrike Blastで追加された10種の海外新規カードの内の１枚である。
「Meister（マイスター）」は「名人、大家、師匠」という意味のドイツ語であり、英語で言う「マスター」にあたる。

Ｑ：ダメージステップ中・ダメージ計算時に発動できますか？
Ａ：いいえ、発動できません。(14/03/24)

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